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CHRONO CRUSADE
カテゴリ: 森山大輔

だから……闘えたんだ
だから僕らはここまでこれた
だから……つくってあげたいんだ

漫画感想第十一回。
森山大輔の『CHRONO CRUSADE』

『ワールドエンブリオ』の作者の昔の作品。
完結から八年近くたっているが、新装版が出ていたので買ってみた。
そうしたらこれが面白かったので紹介してみる。
基本ネタばれです。

大体のあらすじとしては、シスターロゼットとロゼットと契約した悪魔、クロノが、ロゼットの弟のヨシュアを探すため、仲間のアズマリアや、サテラと悪魔と戦いながら旅をする、といったところだ。
ただしこれは前半のあらすじだ。全八巻(これもちょうどいい長さだ)のこの作品だが、五巻から急速に物語が進み始める。四巻の最後でロゼッタがヨシュアとの再会を果たすまでは長い長いプロローグといってもいいくらいだ。

まず、押さえておかなければならないのはロゼットとクロノの契約の内容だ。
クロノは普段子供の姿をしているが、ロゼットの持つ懐中時計の封印が解けたときに真の力を発揮する。
そしてその力は使えば使うほどロゼットの魂、つまりは寿命を喰らう。
ロゼットは自ら三十歳までは生きられないだろうと言っている。
なぜそうなったかというと、昔、クロノの元同胞にして宿敵アイオーンに、悪魔の力の供給源である角を取られたからだ。
その角はヨシュアへと移植され、アイオーンの目的の切り札となる。

また、アイオーンクラスの悪魔と人間との力の差はとてつもなく開いている。
単体である程度互角に切り結んだのはレミントン牧師(剣がかっこいい)くらいだろう。
彼にしたって悪魔の細胞を体に埋め込んだおかげである。
ロゼットの切り札、並みの悪魔なら一撃で仕留める威力のある福音弾<ゴスペル>を額にぶち当ててもかすり傷しか負わせられなかった。
ここでかすり傷を負うっていうのがいい。
無傷の方が絶望感を出すのにはいいが、それでは興ざめというものだ。

作者はアイオーンの目的を最終回前まで決めていなかったと言っているが、行き当たりばったりでこんなにもきちんと締めたのはすごいと思う。未回収の伏線なども多分ないはずだ。ただ、やはり後付け設定だとあらは出てくる。
例えば、アイオーンは孤児院を襲撃した際、ヨシュアを指して、クロノの代わりだと言っている。
これはちょっとおかしい。
ヨシュアの役割は代行者としての役割で、クロノはアイオーンの剣、つまり戦力としての役割だ。
おそらくあの時点では詳しい設定は詰めれていなかったんだろう。
ただ、それでもこの作品は面白い。
特に後半はぐいぐいと読ませる力がある。
昔の作品だという割に絵柄も古くないし。

この作品を通して流れているテーマは「ロゼットの成長」ではないかと思う。七巻のシスターケイトのセリフだ。

N.Y.港の件から…一年もたってないのに……
成長したこと……


初期のじゃじゃ馬娘から、ヨシュアとの再会、アイオーンとの対峙、そしてレミントンに、マグダレーナに背中を押されて、彼女は成長していく。後半のロゼットは前半のロゼットに比べて明らかに大人になっている。それはまるで彼女に残された寿命と反比例するようにだ。エピローグあたりのロゼットはもう完全に大人の女性だ。まあ実年齢も上がっているのだろうが。ところでエピローグのロゼットは何歳なんだろう。二十代前半ってとこかな。

個人的に一番熱かったシーンはここだ。
福音弾も通用しない相手、ジュナイに対し繰り出した新兵器。

真実を告げる新たなる力
四聖文字砲<テトラグラマトン>!!!


CIMG1645_convert_20100524152728.jpg
いやあ、新兵器ってだけでもう熱いのにこの威力。

面白い漫画だった。
アイオーンの目的もラスボスらしくてよかった。
エピローグも、ハッピーエンドではないが、都合のいいハッピーエンドよりはよっぽど救いのある終わり方だ。


評価:AA



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Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
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2008 11/13(木)開設

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