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子どもたちは夜と遊ぶ
カテゴリ: 辻村深月 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第五十八回。
辻村深月の『子どもたちは夜と遊ぶ』

久しぶりの大当たり。
この人の作品はこれが初めてだが、名前は以前から気になっていた。
デビュー作の『冷たい校舎の時は止まる』というタイトル。
センスの塊ではないか。
こんなタイトルの作品がつまらないはずはないと。
にもかかわらず、まだ読んでいないのだが。
そして先にこっちを買ってしまった。

内容は、ああ、本当にきつい。
読み進めるのがきつかった。
もちろん、文章力がないとか、展開が破綻しているとか、そういうことではない。
否応なく悲劇へと突き進んでいく浅葱が、哀しくて、残酷で、つらい。
特に四章以降が……。

また、ミステリーとしてもよくできている。
なんというか、最初から最後まで作者に振り回された感があった。
「i」の正体自体は正直そこまで意外ではない。
結構誰もが考える点だと思う。
ただそこに至るまでがすごい。
「ああ、なるほど、こいつだな」と思っていると、すぐに作者に先回りされて「こいつだと思った? 残念でした。違います」と言われているようで憎たらしい。
特に、恭司はだいぶ疑った。
そしてそれは完全に作者の手の中だったようだ。
ちなみに最初は「i」は「isolation」の「i」で犯人は狐塚だ、と思った。
が、見ての通り狐塚の「こ」はきつねだ。
孤独じゃない。
序盤で名字を印象付けたのも怪しいとか思ってた自分が恥ずかしい。
しかも、「指定」されるまで気づかなかったし。
ただの馬鹿じゃないか(笑)

そして、圧巻がラストだ。
エピローグのタイトルを見て、えー、そう落ち着くのか、と思った。
そして少しの違和感。
直後に明かされる衝撃。
これだけの内容の濃い、理不尽な死がたくさんある物語にも関わらず、この余韻、この後味。
素晴らしい。

最後に
恭司が男前すぎるやろ。

これ以上あまり詳しくいってもしょうがないし、ネタばれせずに語るのも難しい作品だ。
ぜひ読んでいただきたいと思う。




評価;AA




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ちなみに、デビルサバイバーは一段落。
まだルシファー倒してないけど、三周したし、ちょっと休憩。
そしたら、つい、買っちゃった。
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やっぱ面白い。
これも、雑記書きたいな。
まだ序盤だけど、『MOTHER2』の感じで始めたら一章から重すぎてびっくりしたし。



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Edit / 2009.06.23 / Comment: 4 / TrackBack: 1 / PageTop↑
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gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

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2008 11/13(木)開設

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