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天使の爪
カテゴリ: 大沢在昌 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第五十四回。
大沢在昌の『天使の爪』
『天使の牙』の続編にあたる。

前作で麻薬組織「クライン」を壊滅させた、世界唯一の脳移植、神崎アスカとその相棒、仁王。
麻薬取締官となったアスカだが、ある日麻薬取締部が襲撃される。
そしてその先にあるのは日露米の情報機関ともう一人の脳移植者「狼<ヴォールク>」だった。

大沢在昌は好きな作家の一人だ。
外れの少ない作家だと思う。
この作品も面白い。
面白いのだが……上手く言えないのだが、何というかその、ペース配分がおかしくないだろうか。
これは『天使の爪』に限った話ではなくて大沢氏の一つの特徴であるような気がする(特に最近の作品に多いような気がする)。
序盤から中盤にかけての物語の広がり方や、引き込みっぷりは申し分ない。
だがラストが尻すぼみになることが多い。

その点では『天使の爪』はまだましだ。
終わり方はそう悪くない。
ただ、終盤の戦闘で多くの主要人物が死ぬこととなるのだが、その扱いがひどい。
気づいたら死んでいるのだ。
登場人物すべてに血を通わせるのは難しいだろうし(福井晴敏はやってのけたのだが)、それがいいことだとも限らない。
だが、せめてヴォールクの相棒、熊や、CIA捜査官のブルックなどの死にざまにもう少しページを割いてもよかったのではないか。

ああ、そうだ。
終わり方は悪くないと言ったが、けしてよくもない。
なんというか、軽い。
あの最後にしたいならやっぱりもっとページを割くべきだろうと思う。
まあ、面白くは、あった。



評価:B-



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2008 11/13(木)開設

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