スポンサーサイト
カテゴリ: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Edit / --.--.-- / Com: - / TrackBack: - / PageTop↑
平面いぬ。
カテゴリ: 乙一 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第五十二回。
乙一の『平面いぬ。』
全四篇の短編集。

「石ノ目」

幼い頃に失踪した母の手がかりを探すために山に入った主人公とその同僚。
迷った末にたどり着いた民家には不気味な老婆が住んでいた。

出だしは典型的な怪談だが、乙一がそれで終わるはずもない。
何が凄いって石ノ目が登場しないことだ。
しかも、存在しないわけではなく、もう死んでしまったのだ。
なんともあっさりだ。
でもそれがいい。

「はじめ」

誤ってひよこを殺してしまった少年らが罪をなすりつけるために作り上げた少女、「はじめ」
空想上の存在に過ぎなかったはずのはじめだったが、いつしか人格を持つようになる。

乙一お得意の、おとなしい少年が主人公の話。
何か既視感があると思ったら、「ウソカノ」に設定が似ている。
こっちの方が好きかな。
最後切ないな~。

「BLUE」

不思議な生地で作られた人形が動き出し意思を持った。

いや~、これ、きっついな。
正直序盤で嫌な予感はしてたんだけど。
どれだけひどい目にあっても、周りを憎まず、ひどい目にあわせた張本人たちを嫌わないブルーが辛い。
また最後が切ない切ない。

ぬいぐるみ作家の自殺は伏線かと思ったけど別になんでもなかったみたい。

「平面いぬ。」

表題作。
謎の中国人に掘って貰った犬の入れ墨がある日突然動き出す。

この手の話には弱い。
自分が愛されていると確信できない、でも確かめることもできない。
不器用だよな~。

病院で助けた男の言い草にはびっくりした(笑)
まあ権力をもっている人間なんてえてしてあんなもんか。


四つとも切ない、白乙一だった。
「BLUE」が一番好きかな。



評価:A



平面いぬ。 (集英社文庫)平面いぬ。 (集英社文庫)
(2003/06)
乙一

商品詳細を見る


関連記事
スポンサーサイト
Edit / 2009.03.19 / Comment: 4 / TrackBack: 2 / PageTop↑
Comment
 
 
 
 
 
 
 
 


Pagetop↑
TrackBack
Pagetop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

リンクもトラックバックも昔の記事へのコメントも全部大歓迎です。

2008 11/13(木)開設

評価基準
AAA:凄く凄い
AA:凄い
A:とても面白い
B:面白い
C:暇つぶしには
D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
ランキング

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ
クリックしていただけると嬉しいです。
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。