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ループ
カテゴリ: 鈴木光司 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第四十八回。
鈴木光司の『ループ』

リング三部作の完結編、という位置づけの作品。
『バースデイ』は外伝的な位置づけだろうし。

内容については、何と言うか、評価の難しい作品だ。
面白いか、面白くないかで言えば、面白かった。
現実の定義、生命体の起源など扱っているテーマも面白い。
問題はホラーではない、ということだ。

『らせん』はまだ半分くらいはホラーだった。
だが『ループ』は完全にSFだ。
もちろんSFが駄目というわけではない。
ただ、やはりリングシリーズとはホラーなんじゃないのかなと思う。
ホラー以外の要素が絡むのはむしろ歓迎だけど、全くホラー部分がなくなってしまうのはちょっと。
作者のジャンルにこだわらない姿勢がこういう作品を生み出したんだろうけど……、う~ん。
これ、もう貞子とか関係ないじゃん。
チラッと名前が出てくるだけだ。

それに、この種のネタをシリーズ物でやるのはやっぱり反則じゃないかと思う。
夢オチに近いずるさだ。
『リング』『らせん』は仮想世界の出来事だったなんていわれてもな~、。
いや、もちろんそんなに単純な話しじゃないことはわかっている。
わかっているんだけど、これをリングシリーズでやる必要はあったのだろうか。
別の作品としてやるべきじゃなかったのか。
『らせん』で終わってた方がよかったんじゃないのかな~。

最後の高山竜司のくだりについてもあれは後付けの設定だと思うし。
ちょっと無理がある感じ。
同じシーンを別視点から描く構成は好きだけど。

あと、内容とは関係ないのだが、解説が非常に不快だった。
彼は一体何様なのだろうか。

最後に揚げ足取り。
貞子は竜司を生んだ時点で処女じゃないはず。
『らせん』で浅川と交わってたはず。


単体の作品としてみれば面白かったけど、リングシリーズとして考えれば蛇足なのではないかと思う。

追記。
あ、よく考えたらなぜ貞子の事件が起こったのかが明らかにされてなくないか?



評価:B+



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(2000/09)
鈴木 光司

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Edit / 2009.03.08 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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2008 11/13(木)開設

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