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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸
カテゴリ: 入間人間 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

嘘だけど。


第二百二十五回
入間人間の『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸』

町で頻発する殺人事件と、一件の誘拐事件。
そのうち少なくとも片方は、僕の隣にいる御園マユの仕業だ。
何故なら目下マユの部屋には、浩太君と杏子ちゃんが監禁されているからだ。

入間人間の(多分)デビュー作。『昨日は彼女も恋してた』と『明日も彼女は恋をする』が面白かったので買ってみた。
タイトルだけは聞いたことがあったから、そこそこ人気のある作品なのだろう。
タイトルからしてかなり病んだ内容であることは予想がつく。
そして実際、かなり病んでいた。
まあそれは別にいいのだが、一人称の文章が少しくどく感じた。

この作者の根本にあるものはミステリーなのだな。
今作においても一種の叙述トリックのようなものが使われている。
とはいえ、殺人犯でないことは簡単に予想がついた。
だが、菅原道真が本物のみーくんであることまでは分からなかった。
『昨日~』『明日~』の例があったので、変な名前には注目していたが、結びつかなかったな。
多分あまり謎解きをするつもりで読んでいなかったからだろう。

僕とマユは、過去の誘拐事件の被害者で、かなり壮絶な過去を持っている。
その結果、マユは壊れてしまっているし、僕だって十分に壊れている。
わかりやすくない分、僕の方が性質が悪いのかもしれない。

ちなみに僕の名前は「あい」ってことでいいのかな。
男に女性名をつけるのが好きな作者だ。
とは言え確定ではないか。
「あい」ではなく、かつ納得のいく別の名前だったりしたら面白いな、と思うけど、それは難しいだろうな。
自分の名前を聞き取ることができないということは、転じて愛を理解することができないということなのだろうか。
ならば僕がマユに向ける感情は何なのか。

全何巻なのかはわからないが、このシリーズの最後がどうなるのかは気になる。
『昨日~』『明日~』の終わり方から考えても、みんな幸せハッピーエンドとはならないだろう。
マユは現実と向き合うのか。
それとも閉鎖的な二人だけの世界で生きていくのか。
あるいは他の結末か。
本物のみーくんの出番がこれで終わりだとも思えないし。


評価:B


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(2007/06)
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2008 11/13(木)開設

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