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遠まわりする雛
カテゴリ: 米澤穂信 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 それは要するに、こういうことなのだ。


第二百二十一回
米澤穂信の『遠回りする雛』

古典部シリーズ第四弾は短編集である。
例によって、日常における謎を奉太郎が解き明かしていく。
最初の頃に比べると奉太郎もだいぶめんどくさがらなくなってきた。
えるにたいして諦めたとも言えるし、それ以外の感情があるとも言える。

奉太郎達が入学してからの一年間を描いているので、時間が進むごとに、登場人物たちの心情にも変化がみられる。
例えば里志。
摩耶花のアプローチをはぐらかし続けている里志だが、そのことが原因で少し事件が起こったりする。
しかしめんどくさい奴め。
だが、今回はただはぐらかすという感じではなかった。
里志も色々考えてはいるらしい。

そして、奉太郎も然りだ。
今までは曖昧だったが、もうこれはえるに対して恋愛感情を抱いていると言って差し支えないだろう。
まあ、「青春」ミステリなのだ。
主人公が恋をしなくてどうするのだ。

摩耶花は健気である。
これだけすげなくされて、よくもまあ諦めずにアタックし続けるものだ。
嫌いではない。

えるは、よくわからない。
天然なのだろうが、奉太郎のことをどう思っているのやら。
シリーズの終わりには何かしらの結論は出るのだろうか。

いやはや面白かった。
初詣、バレンタインなど高校生のイベントをきっちり描いている。
クリスマスを外したのはこの先書く予定があるからか。
しかし、納屋に閉じ込められるというのはべただ。
面白いからいいのだが。

奉太郎の一人称にもすっかり慣れた。
最初は少しうっとうしく感じてしまったのだが、今では結構好きである。


評価:A



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Edit / 2013.08.04 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
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2008 11/13(木)開設

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