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クドリャフカの順番
カテゴリ: 米澤穂信 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「データベースは結論を出せないんだ」


第二百二十回
米澤穂信の『クドリャフカの順番』

ついに始まった神山高校文化祭。
だが、古典部では文集を刷りすぎてしまうという問題が発生していた。
その頃学内では妙なものが盗まれる事件が発生していた。
この事件を解決して古典部の知名度を上げ、文集の完売を目指すべく奉太郎達は事件の謎へ挑む。

古典部シリーズ第三弾。
今までは全て、奉太郎の一人称だったが、今作では奉太郎以外の古典部員の視点でも描かれている。
中でも里志の微妙な心情は非常にいい。
凄い友人を持つと、それを誇らしく思う気持ちと、自分だってという反発心の両方が矛盾なく両立することがある。
これは、多分、里志が言うように男特有のものなのだろう。
里志の抱く諦めは、苦い。

才能、というものが一つ、古典部シリーズのテーマなのかもしれない。
『愚者のエンドロール』においても、扱われていた。
才能という言葉で全て片付けてしまうのは好きではない。
しかし、才能というものは確かに存在する。
ただ、スペシャリストだけが才能ではないと思うが。
ジェネラリストも重宝される才能だ。
器用貧乏というとマイナスイメージだが、個人的には一芸しかない奴よりは使えると思うのだ。
とはいえそれでも人はスペシャリストに憧れるものだ。

しかし、里志は色々とめんどくさい奴である。
摩耶花のことを憎からず思っているのは明らかなのに、その気持ちに応えることはしない。
何かしら思う所があってのことなのだろうが。
しかし、こと恋愛が絡むとめんどくさくなる奴というのは実際にも多々いる。

何だか内容にあんまり触れていないが、面白かった。
個人的には『愚者のエンドロール』の方が好きであったが、今作も十分に水準以上であった。


評価:B+


クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)
(2008/05/24)
米澤 穂信

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2008 11/13(木)開設

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