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半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon
カテゴリ: 橋本紡 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「それもわかってる」


第二百五回
橋本紡の『半分の月がのぼる空4 grabbing at the half-moon』

里香の手術が終わった。
僕は里香に会うことを禁じられた。
そしてついに夏目の過去が語られる。
一方半分の月と、未来の自分に背中を押された僕は……。

中盤の山場といったところか。
予想とは違い、夏目は過去を振り切ることなく里香の手術に臨み、そして成功させる。
しかし、里香の病気は手術が成功すればそれでいいというほど単純なものではなく、裕一もそれを覚悟したうえで決死の行動にうつる。
それは、必死で、惨めで、格好悪くて、でも、格好いいのだ。

夏目の過去についてはまあ予想通りだった。
完全に吹っ切れないというのも人間らしいじゃないか。
何もかも割り切って進むことなどできはしないのだ。
私の予想より、こっちのほうがよっぽどいい。

突然未来に視点が移った時は、夢オチだとわかっていても、それでも胸が締め付けられるようだった。
夢だとわかってほっとしたよ。

亜希子さんはいいなあ。
こういうキャラクターって大体ふまじめな態度とは裏腹に有能だったりするのだが、そんなこともなく、どっちかといえば駄目な方である。
その辺の人間臭さもいい。
この人間臭さというのは、橋本紡の根底にあるテーマなのかもしれない。
人は失敗する。
間違える。
傷つける。
どうしようもなくて、でも、それでも。
そういうものがある気がする。

これで折り返し地点だ。
どういう結末を迎えるのか予想がつくようなつかないような。
ただ八巻の表紙を見る限りではまあ、そう言う結末になるのかな、という感じ。
表紙で展開のネタバレをするのはいただけないが。


評価:AA


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(2005/02)
橋本 紡

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2008 11/13(木)開設

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