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さよなら、手をつなごう
カテゴリ: 中村航 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 じゃあ行くよ。サヨナラだけが人生だろ?


第二百一回
中村航の『さよなら、手をつなごう』

いつだって必死になって、誰かに恋をして。
そんな青春の一ページを切り取った短編集。

「幻視画」
短編というよりも掌編
でもこの雰囲気は好きだなあ。
凄く中村航っぽい。

「インターナショナル・ウチュウ・グランプリ」
これが一番好きかな。
バカなことに大真面目に取り組み、見果てぬ夢を見た小さな頃。
いや、いいなあ。

「さよならマイルストーン」
少し不思議で、少し甘くて、そして少し残酷な物語。
大好きなあの人は、平凡な自分ではなくて、モデルみたいに可愛いあの子と仲良くしているという現実。
その現実をマイルストーンが変えてくれる訳だけど、魔法が解けた時の蒼くんのリアクションが胸に刺さる。
青春ってのは甘いだけじゃあないんだよなあ。

「女子五編――UDON KINGが採譜した五つのメロディ――」
これもなかなか良かった。
個人的には主人公は男の方が好きだけど。
でも、甘酸っぱくて、青春しちゃってていい。

「さよなら、ミネオ」
これは少し毛色が違う。
ちょっと乙一っぽいかな。
誰もが物語に出てくるような青春を送れる訳じゃない。
青春の苦い側面を切り取っている。
憧れのあの子が、つまらない男に引っかかるなんてのはよくある話で。

「ぱぐ ぐぐぐ」
味がある、の一言に尽きる(笑)

中村航の作品は、基本的に優しさに満ちた世界という印象が強かった。
無論それだけではないのだが、根底に流れているものは間違いなく優しさだったと思う。
だが今作は少し毛色の違うものも混じっている。
個人的には優しい世界の方が好きではあるのだが、胸に引っかかるこの苦さも嫌いではないのだ。


評価:B


さよなら、手をつなごう (集英社文庫)さよなら、手をつなごう (集英社文庫)
(2013/03/19)
中村 航

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Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

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2008 11/13(木)開設

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