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九つの、物語
カテゴリ: 橋本紡 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

先にはきっと、辛いことがあるだろう。楽しいことばっかりじゃないさ。


第百九十六回
橋本紡の『九つの、物語』

ある日、ゆきなの前に、長らく会っていなかった兄が現れる。
女の子と、料理と、本が好きな兄。
その兄と過ごす日常を次第にゆきなは受け入れていく。
しかし、兄がいなくなった理由は……。

近代文学の九つの作品を副題として、物語は進む。
戻ってきたゆきなの兄、禎文は、奔放で自由で、でもゆきなを愛している。
禎文がいなくなった理由は早々に明らかになる。
そのうえで、その異常をゆきなは日常に受け入れる。
そこには、危うさがあったのだ。
私は、そのことには、真実が明らかになるまで思い至らなかった。

優しい話だと思う。
だけど優しいだけではない。
何といえばいいのか。
そう、フラットな優しさとでもいえばいいだろうか。
優しさも厳しさも、希望も絶望も、人生の一部なのだと、そう告げるのだ。
その考え方は、嫌いじゃない。
というか好きである。
しかも、押しつけがましくないのがいい。

最後にのっている禎文式トマトスパゲティのレシピが心憎いではないか。
作ってみたいと思ってしまう。


評価:B


九つの、物語 (集英社文庫)九つの、物語 (集英社文庫)
(2011/02/18)
橋本 紡

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Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
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2008 11/13(木)開設

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