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天地明察
カテゴリ: 冲方丁 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「天地明察でございます」


第百八十五回
冲方丁の『天地明察』
第七回本屋大賞受賞作

時は徳川四代将軍家綱の時代。
碁打ちの家に生まれ、しかし、その仕事に飽きを覚え、算術に生きがいを見出していた男、渋川春海に与えられた役割は、ずれの生じ始めていた当時の暦を斬って捨て、新たな暦を立ち上げることだった。
春海と「天」との壮絶な戦いが始まる。

いやあ、面白かった。
時代小説は敬遠しがちなのだが、さすがは冲方丁である。
非常に安定している。

あらすじだけ見ると、改暦に関することがメインだと感じる人が多いだろう。
いや実際にメインなのだが、上巻で描かれているのはほとんど算術のことである。
鬼才の算術家、関孝和へと春海が挑む様子が上巻のメインだ。
そして下巻に入ると時間の流れるスピードが一気に上がる。
春海の青年期に関しては微に入り細に穿って描写されているのに対し、それ以降、改暦のお役目を与えられてからは、物語の進むスピードが大幅にアップしているのだ。
だが決して内容が薄くなっているわけではない。
ともすれば、物足りなさすら感じてしまうところだが、そう感じさせないのが冲方丁の筆力か。

春海の算術に対する情熱は読んでいて気持ちがいい。
また個人的には本因坊道策が結構好きである。
溢れる才を持ちながら、それを振るう場を与えられない天才。
そのもどかしさがよく描かれていると思う。

最近読書のペースがガタ落ちである。
何だか集中して読めない。
今作も面白かったにもかかわらず、読了にエライ時間がかかってしまった。
何だかなあ。


評価:AA


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Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
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2008 11/13(木)開設

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