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Steins;Gate ドラマCD β 『無限遠点のアークライト』 ダイバージェンス1.130205%
カテゴリ: ゲーム / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

Steins;Gate ドラマCD β 『無限遠点のアークライト』 ダイバージェンス1.130205%
最後はβだ。
予想通りこれが一番重要というか、本編の内容に食いこんでいた。

これもジャケット通り、主人公はまゆりである。
本編はオカリン視点の物語のため、他の登場人物の内面は見えにくいのだが、そのなかでもまゆりは、オカリンの一番近くにいるにも関わらず、内面が読み取りづらいキャラクターである。
その内面は……、やっぱり切ないんだなあ。
まゆりは本当に何と言うか、健気で、自己犠牲的で、オカリンのことが大好きなんだなあと再認識。

舞台は本編最終章、「境界面上のシュタインズゲート」……、ではなく、そこへと至るβ世界線である。
言い方を変えれば、執念オカリンへと至る物語だともいえるだろう。
執念オカリンが、一年以内にタイムトラベル理論と向き合うことになる理由も明らかになっている。
そこは、後に執念オカリンとなるオカリンが、一度助手を自らの手で殺してしまった後、心が折れて、助手を救うことを諦めてしまった世界線である。
未来の自分からのDメールも(多分)受け取っていない。
そこでは、まゆりはオカリンを叱咤し、びんたすることもなく、もう頑張らなくていいと、未来の運命をオカリン一人が背負うことはないと、オカリンを支える。
一年後、表面上は立ち直り、ラボに寄り付かなくなり、鳳凰院凶真も止め、「普通」の大学生であろうと無理をしているのが見え見えなオカリンが痛々しい。
そんなオカリンを見たまゆりは、自分の彦星様を復活させるため、あの日の自分に想いを託すため、鈴羽と共にタイムマシンに乗る。

ああ、なるほど、これがあのまゆりのびんたに繋がったのか。
でも個人的には未来の自分の言葉がなくてもまゆりはびんたしていたのじゃないかと思わなくもない。
勘のいい子だし、ひょっとしたらα世界線の記憶がわずかながら無意識の部分にあるかもしれないし、今オカリンが諦めようとしていることが、決して諦めてはいけないことだと気付いたっておかしくはないと思う。
ただ、シュタインズゲート到達へのキーは、そのびんたではなく、まゆりが消えてしまったという事実、執念オカリンを生み出すための最後のピースなんだよな、多分。
そう考えると少し悲しくはある。
それにしても執念オカリンの味わったものは、もう絶望としか言いようがないだろうな。
助手を助けられるかもしれないと希望を与えられ、しかし自らの手で刺し殺すという絶望を味わい、そして、最愛の人の犠牲の上にやっと助けることができた大切な幼馴染まで世界から消えてしまう。
あのラストからまさか元の時間軸に戻れるとは思えないしなあ。
切ない。
それだけに、本当にダーリンのまゆりルートの良さが改めて分かった。

まあ突っ込みどころもある。
タイムマシンの燃料の件とか。
タイムマシンは同一座標にしか飛べないはずだから、タイムマシンが存在する時間に飛ぶと……なとことか。
何故最後鈴羽は律義に一年後に戻ろうとしたのかとか。
明らかに燃料は足りないってわかってたんだから、飛べる範囲に飛べよと。
後ダルの声の調子が明らかに変わってるのが気になった。
γの時は、世界線変動の影響でキャラが変わったのかと思ったが、βでも変わっていた。
αでは多分登場していないはず。
何と言うかステレオタイプなオタクの声って感じになっていた。
ひょっとしてドラマCDはそういうふうに演技したのかな。
だーりんではそんなことはなかったが。
あ、でも若干の違和感はあったかも。
アニメは見ていないのだがどうなのだろうか。

とはいえ、まゆりの心情が丁寧に描かれていて、そこはすごく良かった。
ドラマCD3作の中では一番楽しめた。


評価:A


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(2010/04/28)
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Author:gaker
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2008 11/13(木)開設

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