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ストロベリーナイト
カテゴリ: 誉田哲也 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「いいか。人間なんてのはな、真っ直ぐ前だけ向いて生きてきゃいいんだよ」


第百十一回
誉田哲也の『ストロベリーナイト』

ある日、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。
主人公の捜査一課の警部補、姫川玲子はこれが単独の殺人事件でないことに気付く。
捜査線上に浮上する、ストロベリーナイトという言葉とは?

いやあ、これは面白かった。
ショッキングな一文、そしてさらにショッキングなシーンから物語は始まる。
ストロベリーナイトなんてタイトルだから、青春恋愛小説かと思って読むと衝撃を受けるだろう。
ストロベリーナイトが示すものはそんなに甘いものではない。
観客の一人が無作為に犠牲者になる公開殺人ショーだ。

またキャラクター造形がいい。
主人公の玲子を筆頭とした姫川班の面々。
特にへたれでほとんどいいとこなしだった菊田が好き。
へたれだからこそ好き。
酒の勢いを借りて強気になった時が唯一の見せ場だった(笑)
その時の玲子のリアクションが普段とのギャップも相まって可愛らしい。

また他の脇役達も一癖も二癖もあっていい。
懐の深い上司の今泉。
抜けているのか鋭いのか分からない井岡。
そして最初は敵役として登場したが、意外にも渋い活躍をするガンテツこと勝俣がいい。
実は実直な刑事だったってのがいい意味で裏切ってくれた。

そして玲子の過去のエピソードがまた、ぐっと来る。
全員敬礼のシーンなんて鳥肌ものだ。
こういうエピソード、警察のこういう部分はたまらなく好きだ。

まあ粗もあると言えばある。
黒幕の北見について、伏線は張られていたが掘り下げがほとんどない点だ。
まあ、犯人サイドの中心はエフだからいいと言えばいいのか。
そうそう、伏線と言えば最初の北見が捜査会議で口を押さえていたシーン、あれは笑っていたんだな。

エフの正体も直球と言えば直球か。
まあ、男ではないことはなんとなく予想がついたし、そうなると一人しかいないかなって感じ。
ミステリーの部分より物語を楽しむ作品ということか。
それならそれで文句はない。

とにかく面白かったのは間違いない。
物語に引き込む力がすごかった。
シリーズものなので次作を読むのが楽しみだ。
次作では菊田も活躍するだろうか。


評価:A+


ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト (光文社文庫)
(2008/09/09)
誉田 哲也

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Edit / 2011.03.25 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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2008 11/13(木)開設

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