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戦国妖狐 6
カテゴリ: 水上悟志 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

もう人の身に戻れなくとも
おれがずっと傍らに居る


漫画感想第十九回
水上悟志の『戦国妖狐』第6巻

第一部完である。
まずバリーと真介の戦いに決着がつく。
ここにきて荒吹の人格に変化が訪れる。
血を欲するだけの人格だったのが何か悟ったようになる。

世俗など乱世も太平も
天の下には斉しく只地


後の迅火の言によれば荒吹は闇となったらしい。
さあ、決着だ。

天地割り!!!


mini_CIMG1754.jpg
凡人真介の唯一の特技。
格好いい。
その後真介との殴り合いの末、体を形どる霊力を失ったバリーは力尽きる。

そして、道錬の敗北を知った野禅は泰山を動かすことにする。
これがその泰山の完全状態とそれを張り倒すためにやってきた山の神のお山だ。
mini_CIMG1756.jpg
スケールがでかい(笑)
左下の迅火たちがちっちゃい。

そして山の木々をミサイルのように打ちだす。
mini_CIMG1757.jpg
もう目茶苦茶だ。
だがそれが面白い。

りんずが伸びた泰山の上にいることによって追撃ができなくなった山の神。
これによって膠着状態が生まれ、七尾の迅火と九尾の野禅の戦いが始まる。
当然九尾の野禅の方が力は強く、苦戦する迅火。
その実力差を埋めるため迅火は驚くべき手段に出る。
mini_CIMG1758.jpg
泰山の肉ごと霊力を喰らい、光の尾、天上と闇の尾、奈落を生やした迅火はついに九尾となる。
mini_CIMG1760.jpg
しかしその代償として迅火は正気と狂気の狭間に立つことになる。
そしてそれを野禅へ利用される。
幻術でたまを自らの手で殺した様を見せられた迅火は狂気へと落ちる。
だが、野禅の隙を突き、真介が一太刀浴びせることに成功する。
mini_CIMG1761.jpg

一方迅火の霊力の上昇はとどまるところを知らなかった。
変化が急すぎたのと、正気を失ったのとで土地の精気を喰らうスピードに歯止めが利かなくなっているのだ。
そして迅火は九尾をはるかに超える神獣、神話殺しの千本妖狐へと変貌を遂げる。
mini_CIMG1763.jpg

可哀想に
もう彼らの旅に
一件落着やめでたしめでたしはない


またたまも、迅火の霊力が逆流し強い霊力を得る。
それで迅火の元に向かうが、たまの言葉も届かない。
迅火の正気の部分の必死の叫びでたまを殺すのは避けた。
そして――

覚えているか?
ここに来る前言ったこと
闇になれたら夫婦になろうと
嬉しかった
いいぞ
約束通り夫婦になろう



しかし、りんずの魂寄せでたまは迅火と引き離される。
そしてその後謎の五人組がした何かによって、迅火は姿をくらませる。
たまは行方の分からない迅火を探して一人旅へ出る。

迅火はいずれすべてを滅す危険な存在になった。
正気に戻すにせよ倒すにせよ、あの五人組を含めてまともに対峙できるものが必要となる。
そしてそれに一番近いのは千魔混沌の魔神の卵、千夜だと山の神は言う。
ここで第一部完となる。

いやあ、何がいいって展開が早いのがいい。
変な引き延ばしがなく、一ページの濃さがすごい。
水上作品の特徴か。
ともすれば唐突な展開に感じてしまうかもしてないがそうはさせていない。
さすが『惑星のさみだれ』を見事完結させた手腕だ。
そして主人公がラスボス。
熱い。
さみだれはヒロインがラスボスだったな。
作者はこういう展開が好きなのだろうか。
私は好きだ。

ところで、千本妖狐と化した迅火はもう山の神でもどうにもできないレベルまで達してしまったのだろうか。
それとも山の神は自らが関わるつもりはないということだろうか。
どっちだろう。

迅火とたまの出会いを描いた読み切りも収録されている。
にしても、四尾の妖狐なのに、やっぱ戦う力はないんだな。
くずのははどうなんだろう。
作者のいう矛盾とは迅火が山戸家の息子であるということを知らなかった辺りのくだりだろうか。
多分そうだろう。


評価:AA+


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(2011/03/10)
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2008 11/13(木)開設

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