スポンサーサイト
カテゴリ: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Edit / --.--.-- / Com: - / TrackBack: - / PageTop↑
ALONE TOGETHER
カテゴリ: 本多孝好 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第十二回。
また、本多孝好さんです。
今回は長編ですね。
これも何回か読み直していて、今回で四回目くらいかな?
最初読んだ時はいまいちかな、とも思ったんですが。
読めば読むほどこれはなかなか。

主人公は例によってひねくれた男です。
そしてある種の超能力のようなもの――他人の波長と同調し、人間の暗部を暴く力と言ったところでしょうか――を持っています。
そういえば珍しく名前がついていますね。
柳瀬という苗字だけですが苗字だけですが、さすがに長編では代名詞だけで通すわけにはいかなかったのかな?

しかし、主人公の暴く人の内面が凄いです。
綺麗ごとの裏に隠された汚い部分。
もちろんそれが全て、というわけではないのでしょう。
しかしずっと目を逸らしていたものをそれだけ取り出して、しかも主人公のあの調子で囁かれたら、それが唯一の真実であるかのように思ってしまっても無理はありませんね。
そして、この力は少なくとも作中では少しもいい結果を招きません。
だから「呪い」なんでしょうね。

にしても熊谷いいな~。
いい女やでしかし。
何ていうか、主人公の救い、なんでしょうね。
一瞬で機嫌なおした時は軽って思いましたけど(笑)

 永遠にその人を呪いながら生きていく。そうなんだろう。だったら、僕はそれ以上の祈りをその人のために捧げるよ。

本多さんの作品には大体胸に残る言葉があります。今回はこれですね。

本多さんの小説は凄いやさしいんですけど、それと同時に人間の本音の汚さみたいなものが書かれることが多いです。
そしてまたそれが上手いんですよ。



評価:AA



ALONE TOGETHER (双葉文庫)ALONE TOGETHER (双葉文庫)
(2002/10)
本多 孝好

商品詳細を見る


関連記事
スポンサーサイト
Edit / 2008.12.11 / Comment: 2 / TrackBack: 2 / PageTop↑
Comment
 
 
 
 
 
 
 
 


Pagetop↑
TrackBack
Pagetop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

リンクもトラックバックも昔の記事へのコメントも全部大歓迎です。

2008 11/13(木)開設

評価基準
AAA:凄く凄い
AA:凄い
A:とても面白い
B:面白い
C:暇つぶしには
D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
ランキング

にほんブログ村 小説ブログ 小説読書感想へ
クリックしていただけると嬉しいです。
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。