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植物図鑑
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」


第百九十五回
有川浩の『植物図鑑』

ある日さやかは道で行き倒れていたイケメンを拾う。
野草に詳しい家事万能の彼は名を樹ということ以外、謎に包まれていた。
さやかと樹は時折一緒に散歩に行って野草を狩って料理することが習慣になっていった。

個人的には正直ちょっといまいちかなといった感じだ。
道にイケメンが落ちているというのはちょっと何というかベタ過ぎるというか。
何となく内容が女性向けに感じた。
これが逆だったらどうだろう。
道に美女が落ちていた。
うん、もっとありがちだ。

何といえばいいのだろう。
物語に起伏が感じられないというのか。
何の障害もなく二人はくっつくし、何の前触れもなく樹はいなくなり、そして勝手に帰ってくるし。
そう、さやかが基本的に何もしていないのがアレなのかな。
受動的すぎる。

料るという言葉はなかなか聞かない言葉だ。
変換しても出ない。
まあ意味は伝わるけど。

余談ではあるが、表紙の絵が凄く好きだ。
このイラストレーターは色んな作家の本でちらほら見るがどれも雰囲気がいいんだよなあ。


評価:C


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(2013/01/11)
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Edit / 2013.01.29 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
フルタイムライフ
カテゴリ: 柴崎友香 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第百九十四回
柴崎友香の『フルタイムライフ』

美大を出てOLになった春子。
慣れない仕事に精を出したり、友人と遊んだり、昼休みに会う正吉が気になったりする。
そんな春子の十ヶ月間を描く。

雰囲気がすごくいい。
優しくて柔らかい。
柴崎友香はデビュー作の『きょうのできごと』しか読んでいないのだが、あれもよかった。

物語は春子の一人称で進む。
片思いの相手に振られてしまったりしながらも日々は過ぎていくのだ。
その様子を、あるがままに、でも優しい視線で描いている。

美大を出たものの、デザインを仕事にするほどの何かを持っているわけでもない春子はもやもやを抱えながら仕事をしている。
そのもやもやはけしてネガティブなものとして描かれていない。
そこが何かいいのだ。
こういうこと思っている人って結構多いと思う。
誰もが天職を見つけられるわけではないのだ。
そしてそれでも働かなければ食べていけない現実がある。
でもそれは、ネガティブなことではないのだ。

何か特別なことがあるわけではない。
劇的な出来事は何も起こらず物語は幕を閉じる。
でも、読後感はいいのだ。
凄くいいとまではいかないけど、結構いい、くらいではあると思う。


評価:B


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Edit / 2013.01.18 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
Ever17 -the out of infinity- Premium Edition
カテゴリ: ゲーム / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

『Ever17 -the out of infinity- Premium Edition』

ネットでとても面白いと、名作だとの評判を聞いた。
また、シュタゲと似ている部分もあるという。
そう言われたらやるしかないだろうと、それ以上の情報を入れないようにして(シュタゲでは公式サイトのネタバレにやられたので)プレイしてみた。

以下はネタバレを大量に含む。

結論から先に言ってしまうと、だ。
くそつまらなかった。

何の魅力もないキャラクター。
ご都合主義なストーリー。
強引すぎるオチ(しかも途中で予想できてしまう)。
寒すぎるコメディ部分。

特に最後に挙げた寒いコメディパートはもう本当に無理だった。
十年くらい前のゲームだからなのだろうか。
しかし私の知る限り、こんなノリが面白いと受け入れられていた時代は存在しなかったように思う。

それでも、最後のカタルシスを求めて、何度も投げ出しかけては、またプレイする、というのを繰り返していた。
だが、カタルシスは、なかった。

ようはBW=プレイヤーということなんだろうけど、BWに名前と人格を与えてしまっているから、=プレイヤーという図式が崩れてしまっているんだよな。

何というか、突っ込みどころしかない。
いちいち挙げていくのも億劫だ。

意外性もなかった。
概ねのところは予想通りだった。
「どうだ、ここで驚け」と製作者が思っているであろうシーンでも「ふーん」くらいの感想しかない。

ああもうこれは本当に、プレイ時間がもったいないレベルだ。
名作だとしている人はどの辺が琴線に触れたんだろう。

舞台設定とか煽り文句は面白そうだったんだけどなあ。
海中の閉ざされたテーマパークとか。
徐々に減っていく酸素や食料とか(実際は酸素不足は問題にはならず、食料は潤沢にある)。
その極限状態からいかに脱出するかを描くゲームだと思ったんだけどなあ。


評価:E


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Edit / 2013.01.17 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
階段途中のビッグ・ノイズ
カテゴリ: 越谷オサム / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「ロックンロール!」


第百九十三回
越谷オサムの『階段途中のビッグ・ノイズ』

たった三人の軽音楽部の内、二人の先輩がクスリをやって逮捕され、軽音楽部は廃部となった。
その廃部を取り消すべく、啓人は伸太郎に引っ張られて、動き出す。
部員を集め、文化祭で一発逆転を目指すために。

いやあ、すがすがしい青春小説だ。
友情、成長、恋、etc……。
青春に必要な物が全てつまっているといっていい。

テンポがよく、非常に読みやすくまとまっている。
展開自体は目新しいものではない。
でも、面白いのだ。

欲を言えば、もっと恋愛の方も掘り下げてほしかったが。
まあ本筋は軽音楽部の再生の方だから仕方ないのだが。
少しとんとん拍子過ぎるのも気になるといえば気になるが、ご都合主義というほどのものではなく、十分に許容範囲内である。

『陽だまりの彼女』もよかったし、越谷オサムはなかなかいいな。
他の著作もチェックしてみよう。


評価:A


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Edit / 2013.01.12 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
ビブリア古書堂の事件手帖3~栞子さんと消えない絆~
カテゴリ: 三上延 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

苦労する方が、ずっといい


第百九十二回
三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖3~栞子さんと消えない絆~』

ビブリア古書堂で働くことにも少し慣れてきた俺。
店主の栞子さんとも大分打ち解けてきた。
そして今日もまた古書にまつわる謎が持ち込まれる。
そこには彼女の母親の影もちらつく。

第三弾である。
しかし、あれだ。
この作品は、取り上げられている古書を読んだことがあれば、より楽しめるのだろう。
残念ながら私は一つも読んだことがない。
少し残念にも思う。

栞子さんの母親と連絡を取っていた人物は、意外、だけど王道だった。
こういう風に押さえるところを押さえている所は好きだ。
さて、母親の思惑はいかに。
まだまだこのシリーズの先は長そうである。

展開は似たようなものが多いのだが、飽きは来ない。
マンネリにならないように細かい所で工夫をしているのだろう。


評価:B


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Edit / 2013.01.11 / Comment: 0 / TrackBack: 1 / PageTop↑
ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~
カテゴリ: 三上延 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「その秘密、当ててもいいですか」


第百九十一回
三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~』

紆余曲折を経て、ビブリア古書堂に戻ってきた俺。
店主の栞子さんとの距離も少し縮まった様子。
そして、相も変わらず秘密を抱えた古い本が古書堂には持ち込まれる。

ビブリア古書堂シリーズ第二弾である。
栞子さんは無事退院し、店に戻ってきた。
そして失踪した母親の存在が明らかになる。
その謎が、この物語の本筋となるようだ。

相変わらず優しい話よりも、厳しい話の方が多い。
でも個人的には嫌いではない。
優しい話も好きだが、そればかりでは飽きてしまう。

栞子さんとその母親はとても似ている。
だが、その本質までもが似ているかどうかはまだ今の段階ではわからない。
さて、待受けるのは優しい結末か、それとも……。


評価:B


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Edit / 2013.01.04 / Comment: 0 / TrackBack: 1 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

リンクもトラックバックも昔の記事へのコメントも全部大歓迎です。

2008 11/13(木)開設

評価基準
AAA:凄く凄い
AA:凄い
A:とても面白い
B:面白い
C:暇つぶしには
D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
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