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ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~
カテゴリ: 三上延 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 これは何冊かの古い本の話だ。古い本とそれをめぐる人間の話だ。


第百九十回
三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~』

本を読めない体質の俺は、ある日、祖母の遺品の本にどれほどの値がつくのかを古書店に見てもらいに行った。
だが、本のこと以外はまともに喋ることもできない店主によって意外な真実が明らかになっていく。

今、色々とホットな本だ。
月9でドラマ化が決まっている。
何だかキャストが物議を醸しているようだが。
まあ確かに合ってはいないな。

さて、内容だが、うん、面白かった。
ジャンルとしてはミステリー、それも安楽椅子探偵の部類に入るだろう。
とは言え、起こる出来事は一部を除きそれほど物騒ではない。
人が死んだりは、まあしない。
でも、決して軽い内容ではないのだ。
結構胸にずっしりと来る。

これもライトノベルのジャンルに入るのだろうか。
この辺の厳密なジャンル分けが今ひとつわからない。
挿絵の有無か?

まあとにかく面白かった。
続編も買ってあるので読んでみよう。


評価:B


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
(2011/03/25)
三上 延

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Edit / 2012.12.31 / Comment: 4 / TrackBack: 1 / PageTop↑
猫泥棒と木曜日のキッチン
カテゴリ: 橋本紡 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 悲劇はいつだって突然やってくる。


第百八十九回
橋本紡の『猫泥棒と木曜日のキッチン』

お母さんがいなくなった。
何の前触れもなく、ある日突然。
お父さんはずっと前に出ていった。
だからわたしは弟と二人で暮らすことになった。
そんなある日、わたしは地獄のつまった箱を見つける。

さっそく橋本紡の作品を古本屋で探してみたが、これしかなかった。
『空色ヒッチハイカー』とはずいぶんと毛色が違う作品だ。
猫好きの人には読むのがつらい作品かもしれない。

主人公のみずきの、大人でありながら何かが足りない感じ。
何かが欠けている感じが、何だか読んでいて不安になる。
みずきは母親がいなくなっても、少々呆れただけで、悲観も、怒りもせず、淡々と現実を受け入れる。
当座のお金に困らないということはあるにせよ、やはり何かみずきには欠けている。

しかし、地獄のつまった箱を生み出した人間に対し、みずきは怒り、憤る。
そして行動を起こすのだ。
ここで初めてみずきが高校生なのだと実感できた。
そう、みずきは大人になることを強いられてきたけれども、まだ高校生なのだ。

後味が何とも言えない。
悪くはない。
が、よくもない。
色々ともやもやは残る。


評価:B


猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)
(2008/11/27)
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Edit / 2012.12.27 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
ソラの星
カテゴリ: 岩関昂道 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第百八十八回
岩関昂道の『ソラの星』

僕はある時、空腹で行き倒れている少女を拾った。
そして彼女はなんと記憶喪失の宇宙人だという。
そこに死を予言する猫も絡んできて事態は思わぬ方向へ。

正直言っていまいち。
何というか、軽いのだ。
悪い意味で。
薄いと言い換えてもいい。
取ってつけたようなサービスシーンとか凡百のライトノベルって感じ。
実際のセックスを伴わない所とか特に。
ソラの言うとおり、アキラはゲイかEDだよ。
一発くらいやらせてやるって言われてるのに手を出さないとか。
あとさやかの好意に気付いていないことをアピールしてくるのもなんかさあ。
鈍いを通り越して不快ですらある。

展開もなんだかなあという感じ。
これといったところはない。
続編を見据えているのか、消化不良な部分も多い。
続編を考えているにしても、とりあえずまとめるべきだと思うけどね。


評価:D


ソラの星 (メディアワークス文庫)ソラの星 (メディアワークス文庫)
(2012/01/25)
岩関 昂道

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Edit / 2012.12.27 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
空色ヒッチハイカー
カテゴリ: 橋本紡 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

この世には当たりの女と、はずれの女がいるんだ。当たりの男と、はずれの男がいるのと同じでさ。


第百八十七回
橋本紡の『空色ヒッチハイカー』

何でもできる、だけどいなくなってしまったお兄ちゃんの残したキャデラックに乗って、受験生の僕は免許もないのに旅に出る。
隣には途中で拾った不思議な女の子、杏子ちゃんを乗せて。
目的地へと向かう途中で何人ものヒッチハイカーを乗せ、そして降ろす。
旅の終わりに待つものとは。

何て面白い小説だろう。
今年読んだ小説の中では『ペンギン・ハイウェイ』『悪の教典』がツートップだと思っていたが、これに今作を加えてスリートップになった。

まず、キャラクターが魅力的である。
杏子ちゃんがいいよなあ。
少しミステリアスで、セクシーで、気分屋で、お茶目だ。
何となく猫のような女の子だ。
主人公である彰二もいい。
東大B判定の優等生で、でも何かの目的を持って旅をしている。
そして、とても十八歳らしい。
欲求に素直で、女の子が好きで。

何だろう、最後まで読んで、とてもいい気分になったのだ。
私は作者の考えを、さも絶対の正義のようにキャラクターの口を通して語らせるのはあまり好きではない。
それがその作品のテーマそのものであればまあ話は別だが。
今作では、色々と登場人物たちがいろいろと断定口調で価値観を語る。
でも、不快ではないのだ。
小気味よささえ覚える。
それは多分、あくまでそれが登場人物たちの価値観であり、作者の代弁ではないからだ。

いやしかし、杏子ちゃんはいい子だよなぁ。
そして彰二は馬鹿な奴だなぁ。
でもそれが青春なのだ。
きっと、多分。

何気なく古本屋で買った今作だが、著者紹介の欄で、気になっていた『半分の月がのぼる空』の作者であることを知る。
これは読まなきゃだな。
そして著作多数の文字。
嬉しいなあ。
この作者の小説をこれからたくさん読めるのだ。

いい作家を発掘した。
買い集めよう。


評価:AAA


空色ヒッチハイカー (新潮文庫)空色ヒッチハイカー (新潮文庫)
(2009/07/28)
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Edit / 2012.12.24 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
ペンギン・ハイウェイ
カテゴリ: 森見登美彦 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 もうしわけないと思うけれど、こればかりはしょうがない。


第百八十六回
森見登美彦の『ペンギン・ハイウェイ』
第31回日本SF大賞受賞作

かしこい小学四年生であるところのアオヤマ君は日々、たくさんの研究を抱えている。
ある日突然町に現れたペンギン達のこと。
不思議な「海」のこと。
そして、不思議な力を持つ歯科医院のお姉さんのこと。
アオヤマ君は今日もまた一日分だけかしこくなるのだ。

泣きたくなるほど切なくて、抱きしめたくなるほど愛おしい。
森見登美彦の最高傑作は『夜は短し歩けよ乙女』だと思っていた。
森見節は確かに魅力的だが、ワンパターンでもある。
しかし、今作において、森見登美彦は「らしさ」を残しながらも新たな境地を切り開いたといえる。

この物語の主人公は京都に住む大学生ではない。
小学生らしからぬ小学生、アオヤマ君である。
今までの森見作品の主人公たちとアオヤマ君の共通点は、理屈屋であること、ひねくれていること、そしておっぱいが好きなことだ。
うむ、結構共通している。
だが一つ大きな違いがある。
アオヤマ君はまだ子供なのだ。
周りを固めるのは友達のウチダ君や、アオヤマ君のことが好きなハマモトさん、そのハマモトさんが好きなガキ大将のスズキ君達、そして歯科医院のお姉さんだ。
皆、魅力的なキャラクターである。
そうだ、もう一つ違いがあった。
アオヤマ君は、割とモテる。

町にペンギンが現れたことをきっかけに始まった少しヘンテコなことは、段々ととてもヘンテコなことになっていく。
そしてその全てはお姉さんに繋がっているのだ。
全ての謎を解き明かしたアオヤマ君はつらい決断をする。
でも、アオヤマ君は泣かないのだ。

最後のページまで読み終わって、とてもとても温かく、それでいて切ない気持ちになった。
でも、きっと大丈夫なのだと思える。
何故ならアオヤマ君はかしこくて、毎日えらくなっていくからだ。
だから、きっとまた。

素晴らしい読後感だった。
いやあ、傑作も傑作。
大傑作だ。
休養から活動を再開しつつある森見登美彦の今後に期待だ。


評価:AAA


ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)
(2012/11/22)
森見 登美彦

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Edit / 2012.12.22 / Comment: 4 / TrackBack: 0 / PageTop↑
Robotics;Notes アニメ七話、八話、九話、十話
カテゴリ: アニメ / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

ロボノのアニメ感想。

正直あまり書くことがない。
内容を端折りすぎてもうほとんどダイジェスト状態だからだ。
これ原作やってない人は訳分からんだろうな。

綯が登場。
襲撃シーンは端折られた。
少しは描いてほしかったな。

あとは二話くらいずつ使って各ヒロインのルートをやって、残りであき穂ルートかな。
淳和ルートは一話でいいよ。
そのかわりこなちゃんに三話あげて下さい。


評価:B


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(2012/06/28)
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Edit / 2012.12.22 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
天地明察
カテゴリ: 冲方丁 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「天地明察でございます」


第百八十五回
冲方丁の『天地明察』
第七回本屋大賞受賞作

時は徳川四代将軍家綱の時代。
碁打ちの家に生まれ、しかし、その仕事に飽きを覚え、算術に生きがいを見出していた男、渋川春海に与えられた役割は、ずれの生じ始めていた当時の暦を斬って捨て、新たな暦を立ち上げることだった。
春海と「天」との壮絶な戦いが始まる。

いやあ、面白かった。
時代小説は敬遠しがちなのだが、さすがは冲方丁である。
非常に安定している。

あらすじだけ見ると、改暦に関することがメインだと感じる人が多いだろう。
いや実際にメインなのだが、上巻で描かれているのはほとんど算術のことである。
鬼才の算術家、関孝和へと春海が挑む様子が上巻のメインだ。
そして下巻に入ると時間の流れるスピードが一気に上がる。
春海の青年期に関しては微に入り細に穿って描写されているのに対し、それ以降、改暦のお役目を与えられてからは、物語の進むスピードが大幅にアップしているのだ。
だが決して内容が薄くなっているわけではない。
ともすれば、物足りなさすら感じてしまうところだが、そう感じさせないのが冲方丁の筆力か。

春海の算術に対する情熱は読んでいて気持ちがいい。
また個人的には本因坊道策が結構好きである。
溢れる才を持ちながら、それを振るう場を与えられない天才。
そのもどかしさがよく描かれていると思う。

最近読書のペースがガタ落ちである。
何だか集中して読めない。
今作も面白かったにもかかわらず、読了にエライ時間がかかってしまった。
何だかなあ。


評価:AA


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(2012/05/18)
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Edit / 2012.12.20 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
何事!?
カテゴリ: 雑記

何だか突然カウンターの数字が普段の五倍以上に跳ね上がってびっくり。
解析を見ると『陽だまりの彼女』の検索で多くの人が来ているようだけど、何故突然?
どこかからリンクを張ってもらったというわけでもなさそうだけど。
謎だな~。

追記
映画化が発表されたからかな。
しかしそれでこんなに増えるもんかね。



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(2011/05/28)
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Edit / 2012.12.03 / Comment: 1 / TrackBack: 0 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

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2008 11/13(木)開設

評価基準
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AA:凄い
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B:面白い
C:暇つぶしには
D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
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