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フリーター、家を買う。
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「お前も間に合ったって言うんだな」


第百七十七回
有川浩の『フリーター、家を買う』

新卒で就職した会社を三ヶ月で辞め、親の臑を齧って暮らすフリーターの誠治は、母親が病気になったことを知る。
そして心を入れ替え仕事を探し、母親の病気の原因となっている今の家から母親を連れだすために働きだす。

ドラマ化もされたので知名度も高いだろう。
有川浩としては恋愛分が少なめだ。
だが、らしさは出ている。
姉の亜矢子なんかすごく有川浩らしいキャラクターだ。
面白かったは面白かったのだが、少し釈然としないところも残る。
全体的にとんとん拍子に上手くいきすぎな感があるのだ。
誠治の仕事が簡単に決まったこともそうだし、他の点もなんだかあっさりしている。
個人的に一番引っかかったのは誠治が有能である点だ。
普通に「できる」奴ではないか。
就職先でも最初からうまく立ち回るし。
だからいまひとつカタルシスがない。
決してつまらなくはないのだが……、個人的にはあまり合わなかった。

やっぱり恋愛がないとな、と思った。
有川浩の真髄はその辺だろうと個人的に思っている。
いや、人間ドラマとかの質も高いけどね。

後はやっぱり読みやすい。
いい意味での軽さがあるというか。
軽妙というべきか。

でもやっぱりベタベタに甘い恋愛が読みたい。


評価:B-


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Edit / 2012.09.19 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
魔界戦記ディスガイア4
カテゴリ: ゲーム / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

『魔界戦記ディスガイア4』
超絶やりこみゲームであるディスガイアシリーズの第四作である。
ここのところこればっかりやっていたので本があまり読めていない。
しかし正直そろそろ飽きてきた。

まあこのゲームにおいてストーリーはおまけのようなものである。
どこまでキャラクターを、装備を強くできるかがこのゲームの本質だ。
現在の状況はプリニガーX・轟×8までは倒して、最強装備もほぼ集めた。
マスタリー屋も必要な分だけ集め終わり、残るは超魔王バールを倒すのみ、なのだが……。
ちょっとバールの強さが鬼畜すぎる。
出撃した瞬間に通常攻撃をぶち込んでくるので、防具をまだ育てていないこちらの陣営では誰一人出撃することすらできずに全滅である。
ステータスも異常に高いし。

集めたデールが倉庫を圧迫しているので、固有バリアの作成に取り掛かったのだが、欲しい固有イノセントがなかなかつかない。
これ、確率何%くらいなんだろう……。
1%は確実に切ってるよな。
というか不思議イノセントが変化するのは完全ランダムじゃないっぽい。
固有イノセントが出る確率が低く設定されているように感じる。

あと主力キャラの装備適性もマックスまで上げなきゃいけないし、終わりが見えないなぁ。
それだけ長く遊べる、コストパフォーマンスのいいゲームだということなのだが、終盤はもう単調作業ばっかりだからなぁ。
ひたすらギブロを繰り返すのはあまり時間はかからなくとも精神的にしんどい。
もう投げ出してしまいたいところだが、でも何とかバールは倒したい。
もうちょっと頑張る。

追記
ちょっと調べたら、固有イノセントなしでもバール倒せそう。
固有イノセントは諦めようそうしよう。


評価:A+


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Edit / 2012.09.17 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
あのとき始まったことのすべて
カテゴリ: 中村航 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「あのね、好きな人のパーカーのフードには、何か入れたくなるんだよ」


第百七十六回
中村航の『あのとき始まったことのすべて』

社会人としてようやく新人の看板が取れてきた僕は、10年ぶりに中学の同級生の石井さんと再会した。
再会してすぐに当時の距離感を取り戻した僕と石井さん。
そして一夜を共にした二人だが……。

うん、やっぱりいいな。
相変わらずタイトルもいい。

中村航の作品には男女がくだらないことを延々と言い合いシーンがよくある。
私はそれがすごく好きだ。
今作の場合はポケットに入っているものだ。
それは、“ほのかな恋心”や“不確かな未来”だったりする。
ばかばかしくもなんだか何かの核心をついているような気もする。
でも何の核心をついているのかはよくわからなくて、自然と笑ってしまうようなそんな感じだ。

ただ、今作で、僕と石井さんが上手くいかなかったのは、石井さんが遠距離恋愛が無理だという一点につきる。
それって何ていうか、頑張り次第で何とかなることなんじゃないかと思ってしまう。
いや実際にはそれが原因で別れる人たちはたくさんいるのだけど。
上手くいってほしかったなあと思ってしまうのだ。
それはそれだけ物語にのめりこんだということの裏返しでもあるのだけど。

中村航の描く人物がすごく好きだ。
少し変わっていて、愉快で、のんきで、切なくて。
読めば読むほどいい作家だなあ。


評価:A+


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Edit / 2012.09.03 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
僕の好きな人が、よく眠れますように
カテゴリ: 中村航 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 ――今溢れたのは、ビールの泡だけかしら。


第百七十五回
中村航の『僕の好きな人が、よく眠れますように』

東京の大学院で研究をしている僕。
ある日、北海道から一年限定でやってきた斉藤恵――めぐと僕は次第に距離を近づけていく。
しかし、めぐは旧姓田中の、人妻研究員だった。
近づいてはいけない二本のレールはどんどん近づいていく。
そして、僕とめぐの出す結論は。

いやあ、中村航はいいな。
今作で確信した。
文章の雰囲気が優しくて読みやすい。
そしてなんといってもタイトルがいい。
本屋で見かけたら絶対目がとまってしまうタイトルだと思う。

さて、内容だが、一言でいえば不倫ものである。
しかし、不倫という言葉から想像するようなどろどろの展開はない。
二人は、高校生のように純粋に恋をしているのだ。
そしてバカップルである。
読んでいて恥ずかしいくらいのバカップルである。
でもそれがいいんだなあ。
だが、めぐには夫がいて、そしてこのタイトルである。
なんとなく結末には想像がついていた。
だから読むのが楽しくもあり、切なくもあった。

木戸さんはいいキャラだなあ。
こういう目茶苦茶で不器用な人間は嫌いではない。
むしろ好きだ。
そしてたまに核心をついたようなことをいう。
どうやらほかの作品にも登場しているようだ。
ぜひ読まなくては。

チョイキャラではあるが僕の妹も好きである。
なかなかいいキャラをしている。
仲のいい兄弟姉妹というのはいいなあ。

どれだけバカップルでも、どれだけ爽やかでも、めぐには夫がいて、二人のやっていることは不倫である。
だから切ないのである。
二人とも悩み苦しむのである。
そして、それでも離れられないのだ。
ただ、一番かわいそうなのは、もちろんめぐの夫である。
しかも、物語には一切絡んでこないし、スキーが上手いこと以外は何の描写もない。
不倫物ならめぐの夫はキーパーソンのはずだが、そこはあえてバッサリカットしてある。
あくまで二人の関係にスポットを当てているのだ。

そして結末だが、おおむね予想した通りであった。
はっきりと描写されているわけではないが、白組は負けたし、僕は握手をしに行ったのだ。
つまりはそういうことなのだろう。
というか、ここで終わりとは。
続きが気になってしょうがない。
もやもやする、でもこれはいいもやもやだ。
ここで切るのが、一番美しい終わり方なのだろう。

いやあ面白かった。
切ない読後感だったなあ。
もう一冊買っているが、早いところ、文庫化している他の作品も集めてしまいたいところだ。
でも積読の山がな……。
積んでいるのは本当に本だけかしら。


評価:AA


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Edit / 2012.09.01 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

リンクもトラックバックも昔の記事へのコメントも全部大歓迎です。

2008 11/13(木)開設

評価基準
AAA:凄く凄い
AA:凄い
A:とても面白い
B:面白い
C:暇つぶしには
D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
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