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ラブコメ今昔
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 一朝ことあれば戦地に赴く可能性も命を落とす可能性もある自衛官だ。


第百七十一回
有川浩の『ラブコメ今昔』
自衛隊を舞台にした恋愛短編集第二弾。

「ラブコメ今昔」
表題作。
矢部千尋二等陸尉に、妻との馴れ初めを隊内誌に掲載したい迫られた今村和久二等陸佐。
みっともないと逃げ回る今村に追う千尋。
その結果は……。

千尋のキャラがいい。
何というかすごく有川浩らしいキャラクターだと思う。
また今村の厳しい意見は非常に頷ける。
自衛官同士の結婚率と離婚率が高いという事実。
子供ができたらどちらかは職を辞すべきだというのは、ともすれば前時代的に感じられるかもしれないが、彼らは「国を守る」自衛官である。
冒頭に引用したように、命を落とす可能性がある職業なのだ。
軽い部分だけでなく、こういった重い部分もしっかりと描いているのは有川浩の長所だろう。

「軍事とオタクと彼」
新幹線で席を譲ってくれた光隆の笑顔に惹かれた歌穂は名刺を彼に渡す。
その後連絡があり、予定が合えば二人で会ったりする様になったのだが、一年経っても彼は告白してこない。
他に女がいるのかはたまた……。

これは割とあっさりした感じ。
でも、頼りなさそうな光隆だが、それでも彼も「国を守る」自衛官なのだ。
その覚悟はやはり格好いい。

「広報官、走る!」
広報室に所属する政屋征夫一等海尉自衛隊を舞台にしたドラマの撮影の段取りに奔走する。
自衛隊との連絡係のドラマスタッフ、鹿野汐里を気に入った政屋だが、汐里は横暴な上司に苦労していた。
そして、ドラマ制作に大きなトラブルが訪れ……。

女友達は数多くとも、肝心な事を言えない政屋はなかなかのチキンである。
だが、汐里のためにできる範囲でギリギリの事をする姿は格好いい。
またここでも自衛官の覚悟が描かれている。

「青い衝撃」
相田公恵の夫、絋司は航空自衛隊の花形、ブルーインパスルのパイロットである。
ある日、絋司のファンの女に「勝った」目で見られ、しかも、絋司の襟元に「あなたにだったら、勝てそう」というメモが入っていた。
絋司の事を信じながらも、繰り返し入れられるメモに公恵は揺れていく。

有川浩らしく、女の嫌らしさが上手く描かれている。
それに、自衛官が訓練において失敗することの意味を描いていて、はっとさせられる

「秘め事」
手島岳彦二尉は上官の娘、水田有季と内緒で付き合っている。
打ち明けるタイミングを計っているうちに、ずるずると二年が経っていた。

甘さでは今回はこれが一番か。
そして重い話でもある。
パイロットの訓練中の事故死は我々が思っている以上に多いらしい。
「同期が半分も残っていない」という話は非常に重い。
それでも彼らは「国を守る」ために飛ぶのだ。
しかし、娘との交際をかけて上官と殴り合いとかいいのだろうか(笑)
自衛官なのに。
いや自衛官だからこそいいのか?
まあこれはフィクションだから実際はどうなのかは分からないが。

「ダンディ・ライオン~またはラブコメ今昔イマドキ編」
「ラブコメ今昔」で登場した千尋と吉敷一馬の出会いの話。

千尋の積極さ、行動力には頭が下がる。
しかし吉敷はヘタレだな(笑)
有川浩は「痛い」という表現を独特に使う。
きつい、でもつらい、でもなく「痛い」なのだ。
きっとこだわりがあるんだろうな。
こういうスピンアウトは好きだな。
人によっては蛇足だと感じるかもしれないが。


甘さは、第一弾の『クジラの彼』よりも控えめ。
より、自衛隊色の強い内容となっているように感じた。
「国を守る」仕事という意味を改めて考えた。


評価:A+


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(2012/06/22)
有川 浩

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Edit / 2012.07.09 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
Robotics;Notes
カテゴリ: ゲーム / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 だって俺は――
 英雄でもなく。
 軍人でもなく。
 ロボットアニメの主人公でもなく。
 格闘ゲーマーなんだから――


科学アドベンチャーシリーズ第3弾『Robotics;Notes』
発売まで待ち遠しかった。
諸事情によりプレイ開始は遅れてしまったが、今日クリア。
トロフィーも全部回収。
以下ネタバレ満載で感想を。
本作だけではなく、『Chaos;Head』『Steins;Gate』のネタバレも多少含むので未プレイの方は注意。
というか何度も言うが、シュタゲはやるべき。
是非。

2019年、世界線変動率1.048596%。
主人公、八汐海翔は、幼馴染の瀬乃宮あき穂とともに二人きりで中央種子島高校ロボット研究部に所属する高校三年生。
しかし海翔はロボットには興味はなく、毎日格闘ゲームのガンヴァレルキルバラッドON-LINE、通称キルバラで全国ランキング一位――全一になるため、ゲームばかりしている。
新入部員が入らずこのままでは自分たちの卒業と同時にロボ部がなくなってしまう事に焦ったあき穂は、ロボ部が設立当初から作ってきた実物大ガンヴァレルを完成させ、万博へ出展するために十倍の部費を要求し教頭の怒りを買う。
その結果ホビーロボの大会である「ROBO-ONE」で優勝しなければ即廃部という無茶な条件を突きつけられてしまう。

とりあえず話しの流れに沿っていく。
プロローグは今まさに最終決戦に臨むところから始まる。
ここで出てきたDG297というシステム名に引っ掛かりを覚えた。
FGなら未来ガジェットだがDG? と思ったがこの時点ではダルガジェットの略だとは思い至らなかった。
気付いてしかるべきだとは思ったが、結果的に言えばこのとき気付かなくて良かった。
後にその「正式名称」を明かされたときに素直に驚き、喜ぶことができたから。

だが、正直に言って序盤はタルかった。
海翔は全一だの勝負だのばっかり言っていてちょっとうっとうしかったし、あき穂も全く周りの空気を読まず、これまたちょっとうっとうしかった。
オカリンの紹介文「空気は読めず友達は少ない」を地で行く二人だ。
もっといえば友達は少ないのではなく、いない。
二人とも厨二病とは違うか。
あき穂はロボットアニメオタクでテンションがおかしいだけだし、海翔はなんと言うかいわゆるやれやれ系? っていうタイプだろうか。
達観してる風というか、大人ぶってるというか。
基本的には傍観者ポジションを貫いているし。
個人的にはあまり好きなタイプの主人公ではなかった。
少なくとも序盤は。
まあそんな感じでROBO-ONEに向けてホビーロボを改造したり、ROBO-ONEで準優勝したり、優勝者の日高昴を無理やり部員に引き込みロボ部を存続させたり、都市伝説に詳しい大徳淳和を入部させたり、キルバラの開発者である神代フラウも巻き込んで入部させたり、謎の少女愛理と会ったりする。
基本的にフラウ以外主要メンバーのキャラが立っていないように感じた。
愛理はまだましか。
フラウのような突き抜けたキャラはけっこう好きである。
しかしフラウか。
偽名というかハンドルネームだし、作中の人物が誰一人まともにフラウとは呼ばないからあんまりしっくり来ない。
ここは海翔に習ってこなちゃんと呼ばせてもらおう。
淳和についてはもう空気過ぎる。
ぶっちゃけいなくても問題ない気が……。

まあそんな感じで序盤はタルかった訳だが、天王寺綯の登場で一気にテンションが上がった。
あのプレイヤーを震撼させたバイオレンス小学生が大きくなったもんだ。
すっかり大人のお姉さんである。
21歳でJAXAに就職しているってことは、大学を飛び級でもしたのか。
しかしいきなり襲撃とか、嬉しいファンサービスだ。
明らかにシュタゲのラボ襲撃を意識している。
まあその理由は正直無理矢理感があったが、まあいいやと思えた。
だが、笑っていても目が笑っていないというのが何度も強調されていて怖かった。
まさか本当に敵に回りはしないか、お願いだから鈴羽ポジションであれと序盤は本気で心配していた。
後は愛理(というかあれはゲジ姉か)が「この目、だれの目」と呟く所か。
でも実際はこれ特に意味はなかったな。
単なるファンサービスか。
持っていた羽についても特に後で説明があるわけでもないし。
思わせぶりなだけなのは少しずるいなあ。
他には、君島レポートに「プロジェクト・ノア」の名が出たとことか。
カオヘをやっといてよかったと感じた。
実はシュタゲをやる前に、前作に当たる作品があると聞いてプレイしていたのだが、ぶっちゃけあんまり面白くなかったのでここで感想も特に書いていない。
もう売っちゃったしね。
でも、カオヘとシュタゲをやってるのとやっていないのでは楽しめる度合いが段違いだ。
やっぱり前作のキャラや設定が出てくるとテンションあがる。

そんな感じで序盤を進めていったら、綯が! マウンテンバイク乗ってる!
無意識下にα世界線の鈴羽の記憶でも残っていてそれに影響されたのか、それともオカリンがプレゼントでもしたのか。
とにかくこれは嬉しかった。
綯は鈴羽によくなついてたからなあ。
でも皆でサイクリングに行こう発言は駄目です。
それは止めて下さい。
そして、格闘ゲームが相当強いことが発覚、海翔の勝負魂に火がつく。
さらに、中学時代は、秋葉原の四天王、暴走小町<フラットアウトプリンセス>の2つ名で呼ばれていたらしい。
これオカリンだ~!!
絶対オカリンがつけた2つ名だ!!
いや~、これまた嬉しいな。
オカリンは全然変わっていないようだ。
綯が中学生の頃ならまだオカリンは在学中か。
そうそう、綯のツイぽのアカウント名が「SISTER-BROWN」だというのも嬉しい。
綯は結局オカリンにもなついたみたいだな。
とまあ、感慨深く思っていたら、何だか急に海翔と綯がデートすることになった。
いったん東京に変える綯が、海水浴に行きたかったと言ったことが発端なのだが、海翔の目的はキルバラで対戦することである。
だが、綯は海翔が自分の中に、あき穂の姉、みさ希を見ていることに気付く。
慧眼である。
綯パネェ。
とか思ってたら、何とエンディングが流れた。
え? 終わり?
物語として全く完結してないんだが、というかまさかの綯ED。
サブキャラクターだとばっかり思っていたらまさか専用エンディングがあるとは。
釈然としない思いを抱えながらも二週目へ。

ここで重大な事実に気付いた。
ツイぽの返信は3つの選択肢から選べるということだ。
まぬけにもこのことに私は気付いていなかったので一週目は、最初に表示された返信を返していた。
通りでなんか噛み合わない感じの返信になることがあると思ったよ。
つまり綯EDは何の条件も満たさずに八月を終えると到達してしまうエンディングなのだろう。
という訳で、今度は返信内容を厳選しながら進んだ。
結果、PHASE06淳和ルートとPHASE08章愛理ルートが解禁された。
6と8だけ解禁ってどういうことだ? と思ったがとりあえず進めてみる。

さて、PHASE06、淳和ルートだが、率直に感想を述べると、この話いらなくない? となる。
正直どうでもいいというか、終始ウジウジしている淳和にはイライラするし、何だかな~と思っていたらまたエンディング流れた!
この時点ではルート分岐の仕組みがよくわかってなかったので、疑問に思いながらも、こなちゃんルートを解禁しようと頑張った、のだが……。
多分返信したことに対してリアクションがあるような返信をすればいいのだと思うのだが、淳和と愛理に比べて、こなちゃんはわかりにくく、結局自力での解禁を断念、ネットで調べた。
我ながら堪え性がない。
そしてらなんと、PHASE06以降愛理の質問に特定の返事を返すと過去作のキャラがツイぽに登場することも分かった。
その人物とはタク、ダル、助手である。
できればオカリンが入っていて欲しかった。

まあとにかくこなちゃんルートである。
やっと物語がキナ臭くなってきた。
ここからが本番と言ってもいいだろう。
淳和ぶっちゃけ前座。
行方不明の母親の手がかりを探して種子島に来たこなちゃん。
その手がかりは、君島レポートと関係していた。
とりあえずこなちゃんは部屋着とか色々あざとい。
海翔が風呂場をノックせずに開けた時は、オカリンと同じ過ちを繰り返す気かと思ったが、普通にやばい状況でびびった。
シュタゲをやった人の裏をかいてきたな。
あとCGの表情、特に笑顔のときが色々酷い。
崩れているというわけではなく、わざとだろう。
これはもう逆にスタッフの愛を感じる。
それにしても、いつもふざけてばっかりいる子が脆く崩れる所ってのはいいな。
その辺が大分丁寧に描かれているし、やっと恋愛色も出てきた。
こなちゃんはどさくさで海翔の唇を奪っちゃってるし、あき穂に嫉妬してる感も出してた。
その割りにその後の話ではそういうから見方をしてこないのは意外だったが。
しかし、スローモー2連発は熱かった。
たぎったね。
後タクはやっぱりニートになってるんだな(笑)
どうやって生活してるんだろう。
梨深とか七海あたりに食わせてもらってるんだろうか。
って言うかギガロマニアックスの事簡単にばらすなよ(笑)

次は愛理ルートというか、アイリルートというのが正確か。
壊れかけ、消える事を定められたAIとの交流というのは王道でいい。
君島レポートも確かこの辺で全部揃ったはず。
そして、ダルのツイぽでの発言で、鈴羽と由季の存在を確認。
良かった、ちゃんとこの世界線でも生まれてた。
まあ鈴羽だという証拠はないわけだが、そこまで制作側も意地悪ではないだろう。
ちなみに嫁は元レイヤーという発言があったから、まあ由季で間違いないだろう。
予想通り親馬鹿の様である。
はかなげで、まるで本物の人間のように振舞うアイリが切ない。
ホワイトクリスマスにこだわるところからオチはなんとなく予想がついた。
こなちゃんいい仕事する。
また、オリジナルの愛理が存在することは最初からほぼ確信していた。
しかし、この十年で病気の治療法は見つかっているのかね。
まあ命に関わる病気ではないらしいから最悪見つかってなくても致命的ではないのだけれど。
そして最後は画面越しのキス。
これも王道だな。
でもだからこそいい。
一つ疑問なのは、後の展開を考えれば別にアイリ消える必要なかったんじゃないかという点。
物語をドラマチックにするための展開のためにって感じが若干するのが気になる。
単にバグってたからかな?
この辺になってくると海翔も勝負とか言わなくなってくるのでうっとうしくなくなってくる。
それに根っこの部分ではけっこう優しくて世話焼きなんだな。
偽悪的に振舞ってはいるけど。

さて、いよいよトゥルーエンドに至るあき穂ルートである。
ロボノはシュタゲやカオヘとは違って完全な一本道のストーリーである。
各エンディングは、パラレルではなく、あき穂ルートまでの途中に実際にあった出来事を切り取ったものである。
だから海翔のファーストキスはこなちゃんである(笑)
あき穂ルートはPHASE9~12という大ボリュームの4章構成だ。
上げて落とすのは物語の基本だが、もう上げて落として上げて落としての乱高下である。
ガンつく2の完成→昴の怪我、ロボ部廃部→あき穂と海翔だけで万博へ→みさ希(偽)にガンつく2を破壊される→最終決戦といった具合か。
黒幕関係には完全に騙された。
みさ希は味方だと完全に信じていたよ。
回想では完全に善人だし。
だけどちゃんと伏線は張られているんだよな。
プロローグで最終決戦の相手は最大のライバルだと、全一を賭けた戦いだと言っているのだ。
ならば相手はみさ希しかいない。
気付かなかったなあ。
でも落ち着いて考えてみれば、大人みさ希の声は味方の声じゃないね。
君島コウについても然りだ。
これは完全に騙された。
ダルや助手が君島レポートに批判的だった所で少し違和感は持ったけど流してしまった。
助手の言う、「方法」が書かれていないというのはまさにずばり核心を突いていたわけだ。
しかし、死後、データとしてネットワークに存在する電脳の存在というのはSFでは良くあるネタだがけっこうびっくりした。
これは助手の研究内容を基にしているわけだが、助手の研究はいつも世界を危機に晒すなあ(笑)
後、澤田も完全に敵だと思っていたよ。
あんなに悪役顔しといて、実は300人委員会に対抗する組織の一員とか、ギャップありすぎる。
その組織のメンバーについて澤田の口から出たのは、ダル、タク、綯だけだが、他の面々はどうなんだろう。
まあギガロマニアックス勢は全員そうなんだろうと思われる。
タクは力を失ってるっぽいし。
カオヘの最後がどうだったかいまひとつ覚えていないのだが、タクって力を失ったんだっけ?
気になるのはオカリンである。
まあメンバーだと考えるのが妥当か。
ダルと綯はオカリン経由だとしか考えられないし。
しかし、オカリンはダルに事情を話したんだな。
まあ右腕だしな。
300人委員会と戦う事を選んだんなら、ダルの協力は必須だろうし。
気になるのは綯がメンバーになった経緯だ。
だって父親はラウンダーなのに。
あの体術だってラウンダー仕込な訳で。
ミスターブラウンはこの事知ってるのかな。
この辺気になる。
それにしても綯がこなちゃん助けに来たときは燃えた。
いや正直来るって確信してたけど、それでもテンションあがったな~。
もう完全に鈴羽じゃないか。
ただこなちゃんが襲撃された理由がよくわからない。
ぶっちゃけ綯の活躍の場を作るためだけのような気もする。
そういうのはあまり好きではないのだが、テンションあがっちゃったから許しちゃう。
後助手はどうなんだろう。
ツイぽの発言から鑑みるにメンバーっぽい。
綯がいるから大丈夫って言ってたし。
ただそうだとするとオカリンが事情を話したとしか思えないんだよな。
オカリン話すかな~。
話すとしたら最低でも恋人同士になった後かな。
でも助手の発言だと付き合ってるかどうかも怪しい感じだったんだよな。
だって普通付き合ってる相手に腐れ縁って表現を使うかな。
照れ隠しか? ツンデレだしな。
まあ少なくとも結婚はしてないっぽい。
そういえば助手はタクとも面識があるっぽかった。
この辺は8bitで語られてるのかな。
他にラボメンでメンバーの可能性があるとしたらフェイリスくらいか。
フェイリスには隠し事はしにくいし、アキバの大地主だし。
他は違うだろうなあ。
オカリンがまゆりやルカ子を巻き込むとは考えにくいし、萌郁はラウンダーである。
足を洗っている可能性は……、ないだろうなあ。
とても足を洗えるとは思えない。
そんなことしようとしたら絶対消される。
オカリンがラボメン召集して、オペレーション・レヴァンテインとか相変わらずな事を言ってたみたいだけどそこに萌郁は呼ばれたんだろうか。
あるいは、オカリンはメンバーじゃなくて、ダルがハッキングかなんかで300人委員会の存在を知った可能性もあるが、それだと助手の発言がなあ。
やっぱりここはオカリンが大切な人たちと、多くの犠牲の上に辿り着いたこの世界線の未来を守るために立ち上がったと考えるのがいいな。
私としてもその方が嬉しい。
ところでオペレーション・レヴァンテインの内容が気になる。
ぶっちゃけダル頼みだろうな。
事ここに至ってオカリンが役に立つとは思えないし。
しかしダルは世界救いすぎだろう。
科学アドベンチャーシリーズの最功労者だ。
あと、ギガロマニアックス勢が集まっていたみたいだが、あいつら何をしてたんだろう?
チートとか言うレベルじゃないからなあいつら。
対人戦なら無敵だ。
ゲジ姉についてタクが言及してたが、ゲジ姉の変節に何か関係してたのかな。
よくわからん。
まああいつら万能すぎるから制作サイドからしても動かしづらいんだろう。
ゲジ姉について追記
コメントでも言われていたが、ゲジ姉はカオヘで名前だけ登場しているようである。
ちなみにシュタゲでも言及されていた。
ダル曰く、IBN5100が探された時、中心となった人物がゲジ姉だそうだ。
まあ、この時点でロボノの設定があったとは思えないし……、いやそうでもないのか?
あえてカオヘでも出た名前を出したということは何かその時点で設定が出来上がっていたと見るべきか。
となると、300人委員会の下にあるものとしてSERNに協力してIBN5100を探していたってところかな。

ちなみに、ロボ部廃部の後、1人で万博へ行くというあき穂との「勝負」に勝ってしまうとバッドエンドである。
これが唯一のパラレルか。
なんでロケット打ち上げが張るまでずれ込んだのかは定かではないが、ロボ部はバラバラになり、海翔が打ち上げられたロケットを見上げて終わりという何とも後味の悪いものとなっている。
当然あのロケットにはBHBが積み込まれているだろうからあの後は……。
私は大分迷ったが最初はちゃんとわざと負けその先に進むことができた。
この状況ならわざと負けるのが普通だが、海翔の信念的には手は抜けないわけで。
でもまあ信念を曲げてあき穂の支えになることに意味があるわけだ。
しかし、あき穂を見守る海翔の視線はオカリンがまゆりに向けるそれと似ている。
何だかんだであき穂には甘いし。
違いは恋愛感情の有無か。
まあオカリンも助手が現れなければ怪しい所だけど。
あき穂は正直ヒロインとしての存在感は弱いんだけど、さすがに終盤は頑張ってたな。
キスシーンは凄くよかった。
シュタゲとは違い、ぽっと出の天才少女に掻っ攫われることはなく、幼馴染が勝利するのだ。
海翔は最初から通してずっとぶれずにあき穂の事を大事に思っていて、そこは凄い好感が持てる。
勝負勝負言うのはあれだけど。
好きになっていく過程を描いていたシュタゲとは対照的だ。

さて、最終決戦だが、まず、ガンつく1で勝負するってのがいい。
こういうところはロボットものの王道だと思う。
ラスボスが二段階って言うのも。
っていうか「KAMINAGI」格好いいな。
西洋甲冑風で凄く好み。
そして凄く敵っぽい。
いいデザインだ。
十年後だとしてもオーバーテクノロジー感が否めないがまあ細かいことは言いっこなしだ。
そして、スローモーのバーゲンセールである。
十回は余裕で使ってるな。
だが、スローモーが任意で使えるようになるNIVはちょっとご都合主義かなとは思った。
Nは明らかにNOAHだよな。
タクがプロジェクト・ノアを潰したのに結局復活してしまったんだな。
だからこそタクも300人委員会に対抗する組織のメンバーに入ったのだろう。
って言うかスローモーっていう名前のセンスのなさ(笑)
FFもそうだけど逆に分かりにくくないか?
スローとファストでいいじゃないか。
何故「モー」までつけた。
あと、ドクだったかな? 世界がお前らの味方だとか言うシーンがあったけど、この辺もシュタゲと対照的に描かれているなあと思った。
オカリンは孤独に世界の運命を敵に回して戦ったのだから。
決着のつき方については予想がついていた。
空中では避けられないってのは基本だ。
あの海翔が必殺技名を叫んじゃうのは熱かった。

とまあ、中盤以降の展開は凄くよかったのだが、唯一不満だったのが、エピローグがなかった点だ。
あの後どうなったのか無茶苦茶気になるんですけど。
これはファンディスクに期待しろってことか?
それと、科学アドベンチャーシリーズ第四弾はあるのか?

正直に言えば、楽しみにはしていたのだが、それほど期待はしていなかった。
シュタゲを超えられるはずがないからだ。
実際そうだったし。
ただ期待以上ではあったかな。
序盤のダルさはあれだったけど、中盤以降は凄く面白かった。
まあシュタゲと比べたら一枚も二枚も落ちるが、それでも良作と呼べるだろう。
ファンディスクや続編を楽しみに待とう。

もうアニメ化が決まっているらしい。
しかも秋から。
早いな。
シュタゲの大ヒットからの期待だろうけど。
さてどんなもんかな。


評価:AA-


ROBOTICS;NOTES (通常版)ROBOTICS;NOTES (通常版)
(2012/06/28)
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Edit / 2012.07.06 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

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2008 11/13(木)開設

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D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
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