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封印の血脈 II
カテゴリ: 今野敏 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第六十九回。
今野敏の『封印の血脈 II』

さて、前回の続編である。
今回は、ダライ・ラマ14世の名によりラマ僧が日本を訪れる。
その目的は、世界中の超条能力者のネットワークを作るために、前回にも登場した、日本の霊能力者のトップに立つ芳賀舎念に協力を求めるためだった。
一方前回飛行機が墜落して死んだと思われていた「新人類委員会」のボス、カール・シュトロムは生きていた。
さすがにあれは死ぬだろうと思ったが、一応体のあちこちはぼろぼろになっているらしい。でもな~。

前回も思ったが物語が淡々と進む印象がある。
これは何故だろうか。
今野敏の特徴だろか。
残念ながら他の作品を読んでいないのでわからない。

ピンチになる→芳賀恵理に助けられるパターンも多用しすぎてちょっと飽きる。
女子高生に何度も何度も助けられるタフガイはもうタフガイではない。

まあ前回と同じ、読んで損はしない。得も多分しない。
興味があるなら読んでみても良いのではないだろうか。


評価C+



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Edit / 2010.04.26 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
封印の血脈 I
カテゴリ: 今野敏 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第六十八回。
今野敏の『封印の血脈 I』

久しぶりに、何と言うか、まあまあの作品を紹介する。
最近はなかなか感想を書く時間が取れないので、面白いものばかり紹介していた。
たまにはね、普通のものも感想を書いてみる。

内容としては、よく言われる世界の歴史を動かしてきたのはユダヤ人説を中心とした話、になるのだろうか。
また、一部の日本人の祖先はユダヤ人で、彼らは超能力を持っているそうだ。

主人公の真田武男は元自衛官。
その能力はずば抜けていたが、スタンドプレーが過ぎる傾向のある人物だ。
その彼が自衛隊陸幕第二部別室「特殊防諜班」にスカウトされる所から物語は始まる。
そして、ヒトラーが作り上げた「新人類委員会」が、先ほど言ったユダヤ人を祖先に持つ一部の日本人を狙い、真田が、モサド(イスラエルの諜報機関)のヨセレ・ザミルと協力して阻止するというのがこの物語の本筋だ。

何と言うか、ハードボイルドと、伝記ものに、超能力も混ぜてごちゃごちゃになった感じだ。
少し詰め込みすぎな感じがする。
ただ、1988年に出版されたにしては古さを感じさせない。
当時は冷戦下か。
西ドイツ東ドイツなんて言葉が飛び交う世界だ。

格闘シーンも迫力があって良い。
ただ、敵の刺客の実力は、機動隊500人に相当するらしい。
そして真田とザミルは彼らをものともしない。
いくらなんでも一人が強すぎるだろうと思った。
そして日本の警察をなめすぎであろうと思った。
彼らはもっとできる子のはずだ。

古代日本とユダヤの関係についてはそうだといわれればそうなのかと思うしかない。
あの辺りは事実なのだろうか。
特に参考文献などは記されてなかったが。

まあ、総合評価としてはそこそこ楽しめるといった所か。
ブックオフで100円で売っているのを買うのなら損ではないだろう。


評価:C+


そういえば、アクセス解析を見たら『四畳半神話体系 明石さん』の検索できている方が非常に多い。
アニメ化の影響だろうか。


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Edit / 2010.04.25 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
3月のライオン 1~4
カテゴリ: 羽海野チカ / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

どっちが悪夢か とことん味わってやろうじゃないか


mini_CIMG1623.jpg

漫画感想第八回。
羽海野チカの「3月のライオン」
感想をかこう書こうと思っている間に最新刊が出てしまったので今日読んだ勢いで書く。

熱い。とにかく熱い漫画だ。
とても少女漫画出身の作者による作品とは思えない。
まあ、ハチクロも王道の少女漫画では全然なかったし。恐ろしく熱い作品だった。主役も男だし(厳密にいえばあの五人なんだろうけど、まあ竹本でしょうよ)。
あ、ハチクロもそのうち感想書く予定。予定は未定だけど。

あらすじは、かなり複雑だ。なので各自アマゾンでも見ていただきたい(笑)
まあ簡単にいえば、幼くして家族を失った、主人公の17歳のプロ棋士、桐山零と、その周りの人々が織りなす感じの物語だ。

それでは1巻から。
物語は零と零の義父との対局から始まる。
いきなりクライマックスではないか。
第一話から尋常ではない。
対局は零の勝利で終わるが、それについての零の感想がすごい。

――一手一手まるで素手で殴っているような感触がした――
殴った肌の あたたかさまで生々しく残っているような気がする


そしてその将棋の部分から一転、川本家はこれでもかとあったかい。
世話焼きお姉さんのあかり。恋する少女のひなた。幼稚園児のモモの三姉妹が零の心を溶かしていく。

また、自称親友(ライバル)の二階堂のキャラの濃さもいい。
mini_CIMG1624.jpg


こいつも相当熱い。自称ライバルはだてじゃないのだ。

両親と妹を事故で失った零は、父親の友人であるプロ棋士の内弟子となる。
内弟子といってもほとんど養子のような扱いだったのだが、その家の弟と姉を将棋で追い抜いてプロ棋士になることを諦めさせてしまった。その結果家族関係がおかしくなってしまった。
そんな零は自らとカッコウの托卵と重ね合わせる。

いっそ本当に鳥だったらと
そうしたらこんな
激しい痛み知らずに済んだのにと


……切ない。


2巻は香子の巻だといっても過言ではない。
香子は零の義姉にあたる。
ただ、どうもそれだけじゃない匂いがぷんぷんしてる。
なんていうか、男と女の匂いだ。
で、だ。この香子がまたすごい女なのだ。
対局を前にした零の元に現れ対局相手の情報を零に伝えるのだがそれがまた、降格したら引退するだとか、離婚が決まったが、娘との最後のクリスマスを過ごす日に零との対局があるだとか。
そういう毒をはらんだ言葉を吐くのだ。こんな笑顔で。
mini_CIMG1625.jpg


2巻最後で吼える零が好きだ。ここで初めて身の内にすむ「獣」という言葉が出てくる。
これはタイトルの「ライオン」のことなんだろう。ああ、そう考えると「獅子王戦」というのも意味深だ。
もとは確か竜王戦だったはず。
となると「三月」の方は三月町のことか。
多分それだけではないだろう。先崎八段のコラムでも触れられていた。


3巻は、後藤と島田の巻か。
ただのチンピラだと思っていた後藤が、プロ棋士、しかもA級の棋士であることが分かる。
零に対しては子供のような挑発をするが、スミスとの対局後のあの重厚な男っぷりはすごい。
mini_CIMG1626.jpg

プライベートはチンピラでも将棋には真摯に向き合うのだ。男だ。
そして島田だ。
決勝で後藤と対局することしか考えていなかった零は、格上の棋士である島田を甘く見てかかっていた。
そしてみごとに頭をかち割られてしまったのだ。
その後、獅子王戦の決勝は島田と後藤の勝負となる。

――そうだ これは 自分を信頼している人間同士の戦いなのだ


そしてこのガチンコのぶつかり合いを制し、宗谷名人への挑戦権を得たのは島田だった。対局が終了したときには島田はもうへとへとだった(髪の毛にも多大なダメージを受けた)。


そして読んだばっかりの4巻。
これは完全に島田の巻だ。表紙も島田だ。というか今までと表紙の雰囲気が違いすぎる。下のアマゾンのリンクを見てもらえば分かるとは思うが違う漫画みたいだ(笑)
ああでも香子も暴れてるな。
川本三姉妹をみてこれだ。

まためちゃくちゃにするの? 他人の家に上がり込んで? いやらしい


そうやって強いところを見せつけといてこれだ。

ねえ 零 どうしよう わたし こわい


こんな脆さを見せつけちゃうわけだ。くはー。

それで、島田だ。
胃を痛めながら、死力を尽くして戦うも、宗谷名人には及ばずに七番勝負の三つを落とし、あっさり角番となってしまう。
こういう、天才と努力した凡人の戦いは大好きだ。しかも宗谷は努力する天才だ。
もちろん自分が凡人側だからだ。

「縮まらない」からといって それが オレが進まない理由にはならん


このセリフ、熱すぎる。
しかし結果島田は負け、四連敗に終わるのだが、零と宗谷だけが島田の勝つ唯一の逆転の一手に気付いていた。
私はこれを見て『ヒカルの碁』を思い出した。saiと塔矢行洋の対局の後塔矢行洋の逆転の一手にヒカルだけが気づいたシーンだ。アレも熱かった。

すぐに続きが読みたくて今週のヤングアニマルを買ってしまった。いつも立ち読みで済ませているのに。だって縛ってあるから。
相変わらず島田は胃が痛そうだった。



評価:AAA
文句なしだ。




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まだno imageなので4巻の表紙です。
mini_CIMG1628.jpg


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Edit / 2010.04.09 / Comment: 4 / TrackBack: 0 / PageTop↑
堀さんと宮村くん
カテゴリ: HERO / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

境界線をなくすこと、こわかったんだ。本当はすごくこわかったんだよ堀さん。


漫画感想第七回。
HEROの『堀さんと宮村くん』
書籍化もされているが、web漫画だ。
読解アヘンさんで読める。
普通(……ではないか)の高校生たちの何気ない日常を描いた青春漫画だ。
一応、140話「卒業」で本編は完結しているが、その後もおまけという形で描かれており、今やおまけの方が多かったりする。

何というか、凄く中毒性のある面白さだ。
おまけも合わせたら恐ろしい量があるのだが、もう何回も読んでしまっている。
ちょっとした掛け合いとか、言葉選びにセンスを感じる。

個人的には石川吉川が好きだ。
振られた人間には無条件で感情移入してしまう。
31話「透きとおる」はやばい。
石川いいやつなのに、この漫画で多分一番。
吉川はめんどくさい女だ。
でもそこが好きだ。
初期吉川はめちゃくちゃ性格悪そう。
袖がダルダルになったくらいからの吉川が好き。
というかダルダルが好き。
あほの子は可愛い。
おまけではいろんなキャラの卒業後のことが描かれているが、この二人については一回も出てきてない。
めちゃくちゃ気になる。
どうなったんだろう。
あの二人はあの後どんな付き合い方をしたんだろう。
気になる。
描いてほしいな~。

堀も好き。
どSの癖に宮村の一言で照れたり拗ねたり喜んだりで可愛らしい。
337話「ふうせん」とかね、もうやばいね。
あと私はロングの方が好きだ。ちなみにね。

あとはレミとか、基子とか、沢田とかも好きだ。
というか大体みんな好きだ。
この漫画が好きだ。

ただひとつだけ、初登場時の生徒会だけど、アレ謝ったの? 仲直りしたの? そんな描写一切なしで普通に仲良しになってるけどいいのあれ?
まあ、あれだけの量なんだから矛盾なんかも出てくるだろうけど(確か堀が最初の方にシチュー食ってた)これだけはどうしても気になっちゃうな~
まあでも許す。面白いから。

あまりにもはまりすぎて、書き下ろしのために書籍版も全部買ってしまった。一冊千円。結構高い。書き下ろしもそんなに沢山はない。でも後悔はしていない。面白いから。

もう無条件で万人にお勧め。
特に青春という言葉が過去のものになってしまった人(私もだ)に。
あのころを思い出してうっひゃーってなればいいと思う。



評価:AAA
満点です。



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Edit / 2010.04.06 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

リンクもトラックバックも昔の記事へのコメントも全部大歓迎です。

2008 11/13(木)開設

評価基準
AAA:凄く凄い
AA:凄い
A:とても面白い
B:面白い
C:暇つぶしには
D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
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