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人造救世主
カテゴリ: 小林泰三 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第百五十二回
小林泰三の『人造救世主』

奈良の寺院に観光に来ていたひとみとジーン。
悪戯心から拝観時間を過ぎても寺の中に隠れていた二人は驚くべきものを目にする。
超能力を操る謎の集団が現われ、建物を破壊し始めたのだ。
その集団はひとみ達にも襲いかかるが、ヴォルフと言う謎の男に二人は助けられる。
MESSIAHを名乗る集団の目的は人類の支配、そのための超人の創造だ。
超人は歴史上の偉人のクローンに、聖人の遺伝子を注入したもので、ヴォルフはその失敗作であった。

まあシリーズ物の第一弾らしいので、あまり何とも言えないが、何だかな~、と言う感じだ。
こういう設定は好きなのだが、何というか、会話に違和感があるというか。
ストーリーを進めるために無理やり会話させている感じがする。
あと、キャラクターにいまひとつ魅力がないな~。
その辺はこれから掘り下げていくのかもしれないが。
グロいのも控えめだし、いまひとつ盛り上がりにかける。

ヴォルフがヒトラーのクローンだと言うのは斬新だと感じた。
しかも超能力を持たない失敗作である。
当たれば一撃必殺のロンギヌスの槍があるとはいえ、MESSIAHには時を止めれるらしい超能力者までいるのに、どう対抗するのだろうか。
だが、手持ちの武器と機転で戦っていくと言うのはけっこう好きだ。

MESSIAHの言う所の閣下、超人たちに注入された遺伝子の持ち主と言うのはまあキリストだろう。
超人たちがロンギヌスの槍に弱い所からも間違いないと思われる。
と思ったが、閣下とやらと、超人に注入された遺伝子の持ち主は別人のようだ。
その閣下に力を発現させるために、今度はブッダの遺伝子を必要としているのだろう。
閣下とはMESSIAHのトップ? 最も純粋な血とは?
まあまだ考える材料もないか。

しかし、遺伝子が重要な意味を持つこの作品で、ジーンと言う名前はいかにも意味深だな。
何か意味があるのだろうか。

それにしても序盤の敵に織田信長にアインシュタイン、北条政子と序盤から大判振舞いだ。
まあ有名な偉人は枚挙に暇ないし、今後ネタ切れするということもないか。

表紙の人物が誰なのかが謎だなあ。
葵だろうか。

続編はもう出ているのだろうか。
まあ買うとしても中古かな~。
新品で欲しいと思えるほど面白くはなかった。


評価:C


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Edit / 2012.03.09 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
脳髄工場
カテゴリ: 小林泰三 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第百四十一回
小林泰三の『脳髄工場』

ホラーやSF、ミステリチックなものなど、多種多様のものが詰め込まれた短編集。
決してつまらなくはないが、全体的に小粒な印象が否めない。
その中では「C市」が一番好きかな。
全ては無駄だった、むしろ逆効果でしかなかったという絶望感。
小林泰三はクトゥルー神話が好きなのだろう。
たびたび作品に登場する。
私も興味はあるのだが、外国の作品は肌に合わないのと、そもそも何を読めばいいのか分からずに手をつけられずにいる。
誰かお勧めなどあったら教えていただきたい。

他は……う~ん。
なんとなく先が読めるものが多いというか、特筆すべき点はあまりないかな。


評価:B


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Edit / 2011.10.31 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
ネフィリム 超吸血幻想譚
カテゴリ: 小林泰三 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

第十四回。
小林泰三さんの『ネフィリム 超吸血幻想譚』です。
小林さんの作品はぐろいのが多い、と言うかほぼ全部ぐろいんですが、これもやっぱりぐろいです。
ホラーの皮を被ったSFが多いんですけど、これはSF色が薄いですね。
余談なんですが、最近までずっと小林「たいぞう」だと思ってました。
「やすみ」と読むんですね。

さて、内容ですが、題名どおりの吸血鬼の話です。
ミカという少女を助けてから血を吸う事をやめた最強の吸血鬼、ヨブが主人公です。
そして吸血鬼を狩る種族「ストーカー」のJ、最強レベルの吸血鬼カーミラに妻と娘を殺された、コンソーシアムの隊長ランドルフを中心に話は進んでいきます。
ヨブを含めた吸血鬼の能力がめちゃくちゃ高いです。
日光も十字架も銀の弾丸も効きません。
倒すには脳か心臓を潰すしかなく、対吸血鬼組織「コンソーシアム」は、一人の吸血鬼を狩るのに何人も犠牲を出しながら、圧倒的な物量でしか対処できません。
またそれでも最強レベルの吸血鬼には手も足も出ない感じです。

戦闘シーンが多く、そしてその戦闘シーンはひたすらぐろいです。
ぐろいんですが面白いです。
コンソーシアムの武装なども中々好みでよかったです。
しかし反応装甲は痛そうですね。
そういえば時代はいつ頃に設定されてるんでしょう。
最初は現代ではないような気もしてましたが、コンソーシアムの技術を見るに現代、あるいは近未来でしょうか。

そういえば、冒頭のヨブの外道っぷりが面白かったです。
あと、ヨブ以外の吸血鬼の性格がほとんど一緒なのが少し残念でした。

回収されていない伏線もいくつかあるし、あの終わり方なので続編があることは間違いなさそうです。
期待しときます。
ミカの双子の姉、ルーしーの正体も気になりますし。
恐らくは吸血鬼でしょうけど。



評価:B+



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Edit / 2008.12.14 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

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2008 11/13(木)開設

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