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県庁おもてなし課
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「待ってますから、急いでください」


第二百十三回
有川浩の『県庁おもてなし課』

高知県庁に生まれた新部署、「おもてなし課」。
高知を活性化させるために思い切ったことをやれと言われている部署なのだが、お役所感覚が抜けずになかなか上手くいかない。
しかし、若手職員の掛水が高知出身の人気作家、吉門に観光特使を依頼した所から風向きが変わりだす。

先に結論から言ってしまえばだ。
ちょっといまいちだったかな。
個人的には恋の部分をもっと描いて欲しかった。
有川浩は初期の方が好みだな。

あと、微妙だった部分として、掛水の吉門に対する態度が……。
その、なんていうか、ホモくせえです。
なんなのあれ?
完全に異性に対する態度じゃないか。
いや別にゲイならゲイでいいけどさ。
というかあんな感じならもうゲイかバイの方がいいくらいだ。
読んでていちいち気になる。

自衛隊三部作みたいなのまた書いてくれないかな。


評価:C


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Edit / 2013.05.27 / Comment: 1 / TrackBack: 0 / PageTop↑
植物図鑑
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」


第百九十五回
有川浩の『植物図鑑』

ある日さやかは道で行き倒れていたイケメンを拾う。
野草に詳しい家事万能の彼は名を樹ということ以外、謎に包まれていた。
さやかと樹は時折一緒に散歩に行って野草を狩って料理することが習慣になっていった。

個人的には正直ちょっといまいちかなといった感じだ。
道にイケメンが落ちているというのはちょっと何というかベタ過ぎるというか。
何となく内容が女性向けに感じた。
これが逆だったらどうだろう。
道に美女が落ちていた。
うん、もっとありがちだ。

何といえばいいのだろう。
物語に起伏が感じられないというのか。
何の障害もなく二人はくっつくし、何の前触れもなく樹はいなくなり、そして勝手に帰ってくるし。
そう、さやかが基本的に何もしていないのがアレなのかな。
受動的すぎる。

料るという言葉はなかなか聞かない言葉だ。
変換しても出ない。
まあ意味は伝わるけど。

余談ではあるが、表紙の絵が凄く好きだ。
このイラストレーターは色んな作家の本でちらほら見るがどれも雰囲気がいいんだよなあ。


評価:C


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Edit / 2013.01.29 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
フリーター、家を買う。
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

「お前も間に合ったって言うんだな」


第百七十七回
有川浩の『フリーター、家を買う』

新卒で就職した会社を三ヶ月で辞め、親の臑を齧って暮らすフリーターの誠治は、母親が病気になったことを知る。
そして心を入れ替え仕事を探し、母親の病気の原因となっている今の家から母親を連れだすために働きだす。

ドラマ化もされたので知名度も高いだろう。
有川浩としては恋愛分が少なめだ。
だが、らしさは出ている。
姉の亜矢子なんかすごく有川浩らしいキャラクターだ。
面白かったは面白かったのだが、少し釈然としないところも残る。
全体的にとんとん拍子に上手くいきすぎな感があるのだ。
誠治の仕事が簡単に決まったこともそうだし、他の点もなんだかあっさりしている。
個人的に一番引っかかったのは誠治が有能である点だ。
普通に「できる」奴ではないか。
就職先でも最初からうまく立ち回るし。
だからいまひとつカタルシスがない。
決してつまらなくはないのだが……、個人的にはあまり合わなかった。

やっぱり恋愛がないとな、と思った。
有川浩の真髄はその辺だろうと個人的に思っている。
いや、人間ドラマとかの質も高いけどね。

後はやっぱり読みやすい。
いい意味での軽さがあるというか。
軽妙というべきか。

でもやっぱりベタベタに甘い恋愛が読みたい。


評価:B-


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Edit / 2012.09.19 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
ラブコメ今昔
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

 一朝ことあれば戦地に赴く可能性も命を落とす可能性もある自衛官だ。


第百七十一回
有川浩の『ラブコメ今昔』
自衛隊を舞台にした恋愛短編集第二弾。

「ラブコメ今昔」
表題作。
矢部千尋二等陸尉に、妻との馴れ初めを隊内誌に掲載したい迫られた今村和久二等陸佐。
みっともないと逃げ回る今村に追う千尋。
その結果は……。

千尋のキャラがいい。
何というかすごく有川浩らしいキャラクターだと思う。
また今村の厳しい意見は非常に頷ける。
自衛官同士の結婚率と離婚率が高いという事実。
子供ができたらどちらかは職を辞すべきだというのは、ともすれば前時代的に感じられるかもしれないが、彼らは「国を守る」自衛官である。
冒頭に引用したように、命を落とす可能性がある職業なのだ。
軽い部分だけでなく、こういった重い部分もしっかりと描いているのは有川浩の長所だろう。

「軍事とオタクと彼」
新幹線で席を譲ってくれた光隆の笑顔に惹かれた歌穂は名刺を彼に渡す。
その後連絡があり、予定が合えば二人で会ったりする様になったのだが、一年経っても彼は告白してこない。
他に女がいるのかはたまた……。

これは割とあっさりした感じ。
でも、頼りなさそうな光隆だが、それでも彼も「国を守る」自衛官なのだ。
その覚悟はやはり格好いい。

「広報官、走る!」
広報室に所属する政屋征夫一等海尉自衛隊を舞台にしたドラマの撮影の段取りに奔走する。
自衛隊との連絡係のドラマスタッフ、鹿野汐里を気に入った政屋だが、汐里は横暴な上司に苦労していた。
そして、ドラマ制作に大きなトラブルが訪れ……。

女友達は数多くとも、肝心な事を言えない政屋はなかなかのチキンである。
だが、汐里のためにできる範囲でギリギリの事をする姿は格好いい。
またここでも自衛官の覚悟が描かれている。

「青い衝撃」
相田公恵の夫、絋司は航空自衛隊の花形、ブルーインパスルのパイロットである。
ある日、絋司のファンの女に「勝った」目で見られ、しかも、絋司の襟元に「あなたにだったら、勝てそう」というメモが入っていた。
絋司の事を信じながらも、繰り返し入れられるメモに公恵は揺れていく。

有川浩らしく、女の嫌らしさが上手く描かれている。
それに、自衛官が訓練において失敗することの意味を描いていて、はっとさせられる

「秘め事」
手島岳彦二尉は上官の娘、水田有季と内緒で付き合っている。
打ち明けるタイミングを計っているうちに、ずるずると二年が経っていた。

甘さでは今回はこれが一番か。
そして重い話でもある。
パイロットの訓練中の事故死は我々が思っている以上に多いらしい。
「同期が半分も残っていない」という話は非常に重い。
それでも彼らは「国を守る」ために飛ぶのだ。
しかし、娘との交際をかけて上官と殴り合いとかいいのだろうか(笑)
自衛官なのに。
いや自衛官だからこそいいのか?
まあこれはフィクションだから実際はどうなのかは分からないが。

「ダンディ・ライオン~またはラブコメ今昔イマドキ編」
「ラブコメ今昔」で登場した千尋と吉敷一馬の出会いの話。

千尋の積極さ、行動力には頭が下がる。
しかし吉敷はヘタレだな(笑)
有川浩は「痛い」という表現を独特に使う。
きつい、でもつらい、でもなく「痛い」なのだ。
きっとこだわりがあるんだろうな。
こういうスピンアウトは好きだな。
人によっては蛇足だと感じるかもしれないが。


甘さは、第一弾の『クジラの彼』よりも控えめ。
より、自衛隊色の強い内容となっているように感じた。
「国を守る」仕事という意味を改めて考えた。


評価:A+


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Edit / 2012.07.09 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
三匹のおっさん
カテゴリ: 有川浩 / テーマ: 感想 / ジャンル: 小説・文学

そんな場所。すぐ忘れさせてやる。


第百六十一回
有川浩の『三匹のおっさん』

還暦になったくらいでジジイにされてたまるかと、武闘派のキヨ、シゲに、頭脳派のノリの三人が自警団を結成した。
ご近所に潜む様々な悪を退治する三人。
その活動は次第に、キヨの孫、祐希や、ノリの娘、早苗をも巻き込み、影響を与えていく。

作者があとがきで触れているように、現代版時代劇といった感じだ。
なので毎回、危なげなく事件を解決する。
基本ピンチにはならない。
なので、安心して読めるといえばそうだが、先が読めなくてはらはらするということはない。
まあこの辺は一長一短か。
改造スタンガンだの改造モデルガンだの、多少の無茶苦茶はあるが、そのくらいは許容範囲内だろう。

有川浩の作品なので、当然恋愛要素は出てくる。
還暦の男女の微妙な機微なんかも描かれているが、まあやはり私としては祐希と早苗の二人がいい。
いやあ、ニヤニヤさせてくれる。
祐希は一見チャラチャラしてるが、内面はけっこう硬派の男前である。
そして早苗はのんびり屋と言うか何と言うか。
個人的にはこの二人の距離が近づいていく家庭が一番の見所であった。
冒頭で引用したシーンとかたまらんです。

キヨ、シゲ、ノリの三人が、悪を蹴散らすのは痛快だ。
だが、何と言うか少し無敵過ぎないかこの三人は。
まあ時代劇というのはそういうものか。
続編もあるようだ。
文庫化を待つことにしよう。


評価:A


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Edit / 2012.04.19 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
プロフィール

gaker

Author:gaker
福井晴敏と本多孝好が好きです。大好きです。
もう家に本を置く場所がありません。

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2008 11/13(木)開設

評価基準
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D:ん~、微妙
E:読み進めるのが苦痛
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